時を超えたエール:安倍元首相の最後の投稿が今、胸を打つ理由
2022年7月に凶弾に倒れた故・安倍晋三元首相。彼が亡くなる前日に投稿した「最後のX(旧Twitter)ポスト」が、今、再び多くの人々の胸を打っています。
きっかけは、安倍氏の最後のX投稿を引用した、ある人物の投稿でした。安倍氏が熱烈に応援した小野田紀美氏が、報道によると2025年発足の高市早苗内閣で重要ポストに就任。この運命的な巡り合わせに、SNSでは「あぁ…泣けてくる。安倍晋三元総理、見てますか?」といった、故人をしのぶ声が殺到しています。
安倍氏の「遺志」とも結びつくような、ある政治家の昇進と、それに寄せられる国民の熱い思いを探ります。
3年の時を経て現実となった「最後のエール」
安倍氏の最後のX投稿は、2022年7月7日。一人の候補者へ熱烈なエールを送るものでした。
「自民党公認のみで戦い抜く小野田紀美候補。(中略)日本を守り抜く小野田紀美候補に力を! 宜しくお願いします。」
(安倍晋三氏のX投稿より)
この投稿の翌日、安倍氏は奈良市で遊説中に銃撃され、この世を去りました。
そして時が流れ、2025年10月21日。ある人物が、この安倍氏の最後のポストを引用し、「故安倍元首相最後のツイート。。。そして小野田さん大臣に」とコメント。これは、高市早苗新内閣が発足し、当時安倍氏が応援した小野田紀美氏が、経済安全保障大臣に就任したという報道を受けて投稿されたものです。
約3年前に安倍氏が熱い言葉で支持した候補者が、日本の未来に直結するポストに就いた。この事実が、彼の「最後の言葉」に、まるで未来を予見したかのような、特別な意味を与えたとして、一気に注目を集めました。

