深場狙いはイトヨリ
それでも7時を過ぎると次つぎにヒット。
右舷胴の間の仲乗り氏が35cmくらいのショゴ(カンパチの若魚)を掛けると次は左舷胴の間のカップルが同時にハナダイをゲットし、五目船らしい展開になってくる。
以降はウスバハギ、クロダイ、イナダと続き、私も35cmくらいのイナダをゲットした。
「それでは次は根のあるポイントに移動します」
9時半を回ったところでそんなアナウンスがあり小移動。
「ここでアジやイワシを釣って泳がせをするとワラサクラスが釣れるんですよ」
そう教えてくれたのは仲乗り氏。
開始の合図が出ると氏はすぐさまタナを底から3mにセット。
言葉どおり10cmほどのアジを釣り上げ、ウイリー仕掛けの一番下のハリに掛け直す。
そして投入してみれば………お見事、5分足らずで3kg級のワラサをヒットさせた。
これを見た左舷ミヨシ氏。
さっそくマネしてみればこちらは40cmほどのイナダ。
サイズは小さめながらも泳がせ釣りの妙味を体験できた。
この後はイナダを中心にポツポツ釣れ、最後は水深60mのポイントに移動して底物五目。
こちらは30cm前後のイトヨリが3尾ほど釣れてお土産となった。
この日のトップはイナダ5本にハナダイ、ウスバハギなどが交じった右舷大ドモ氏。
「10月にはイナダメインからマダイ、ハナダイ、イシダイなどのタイ五目になります。そちらも楽しいので、ぜひ遊びにきてください」と下船後に高橋船長からそんなお誘いをいただいて帰路についた。

レンタルタックルでイナダをキャッチ

深場狙いでソコイトヨリを釣り上げた

2人仲よくハナダイを釣り上げた
Tackle Guide
竿は全長2m前後、7:3調子のゲームロッドが使いやすい。
道糸はイナダがメインのときはPE3号、ハリス4号が標準。
秋以降のマダイやハナダイがメインになるとハリスは3号くらいがおすすめ。
コマセカゴはプラカゴでオモリ60号、FLサイズに統一されている。
カゴの調整は上窓を全開、下窓を3mmくらい開ける。



