【リュウジレシピ】ミニトマトが宝石のように美しく美味しい!皮を湯剥きしてポリ袋に漬ければ至高のお味♡
雑誌『家の光』2025年7月号別冊付録からの絶品レシピ!
「セミドライトマトのオイル漬け」を見つけたのは、農家向けの月刊誌『家の光』の別冊付録から。『家の光』は、「食と農」「暮らし」「協同」「家族」を柱に、暮らしに役立つ情報を紹介しているJAグループのファミリーマガジンで、創刊は今からちょうど100年前の大正14年(1925年)!

100周年を迎えた『家の光』2025年7月号の別冊付録がこちら。畑や家庭菜園でたくさん収穫出来た野菜や果物を、おいしいうちに、簡単に作りおき出来る、野菜と果物のレシピが特集されています。
野菜の作りおきレシピを紹介しているのは、料理家・発酵マイスターの榎本美沙さん。みそや塩麹、酢などの発酵食品の旨味をプラスした作りおきレシピは、毎日の献立に取り入れたいものばかり!
今回はオーブンで作るセミドライトマトに挑戦。天日干し不要なので、季節や天候を問わずに気軽に作れるのがうれしい♪材料はミニトマトとオリーブオイルの2つだけ。さっそく仕込んでみます。
オーブンで焼くだけ♪「セミドライトマトのオイル漬け」を作ってみた!

【材料】(作りやすい分量)
ミニトマト…24個(360g)
オリーブオイル…1/2カップ~
【作り方】
1. トマトを横半分に切り、切り口を下にしてキッチンペーパーの上に並べて5分おきます。

オーブンで焼く前に余分な水分を吸い取っておきます。
2. クッキングシートを敷いた天板に切り口を上にして1を並べ、100℃に予熱したオーブンで2時間焼きます。

トマトの水分が飛ぶように切り口を上にして並べます。あとは100℃に予熱したオーブンに入れるだけ。加熱時間は2時間ですが、オーブンにお任せなので、焼き上がるまで他にやるべきことはありませんでした。

2時間後に取り出してみると、トマトがふたまわりほど小さくなり、甘酸っぱい香りを放っていました。

表面は少し乾いた状態で、水分が少し抜けたことで皮にしわが寄っています。ですが、お箸で触ってみると、くにゅっとしたやわらかさ。中の水分が程よく残っているようです。
10分ほど冷まして粗熱を取りました。
3. 保存容器に2を入れ、トマトが浸るくらいまでオリーブオイルを注ぎます。

ビンにセミドライトマトとオリーブオイルを入れたら完成!ちなみに、今回はオリーブオイルを約100ml注ぎました。
オイルに漬けた直後からいただけますが、ひと晩おくと味がなじむとのことなので翌日に味わってみます。
驚きの甘さと旨味!オイル漬けなのでトマトがジューシーな食感に

ひと晩漬けて仕上げた「セミドライトマトのオイル漬け」がこちらです。オリーブオイルにトマトの色が付くのかと思いきや、漬けた直後と見た目は変わりませんでした。
味見してみると、トマトがとっても甘くて味が濃い!フルーツかと思うくらいの濃厚さにビックリ!
オリーブオイルに漬けていたのでトマトがジューシーなのですが、オイルにクセがないのでトマトの甘さがストレートに伝わってきます。
サラダやソースなどに少し加えるとトマトの濃厚な味わいがアクセントになって、ワンランク上の料理に仕上がりそう♪
ちょい足しで「セミドライトマトのチーズ和え」にアレンジ!
アレンジレシピとして、和えるだけで作れる洋風おつまみを紹介していたので、こちらも作ってみます。

材料は2人分で「セミドライトマトのオイル漬け」50gとそのオイルを適量、カッテージチーズ50g、塩はお好みで。

セミドライトマトとチーズが均一になるように混ぜるだけ。お皿に盛り付けてオイルと塩をかけたら完成です。

「セミドライトマトのオイル漬け」の簡単アレンジレシピ「セミドライトマトのチーズ和え」がこちら。トマトの赤とチーズの白のコントラストが目に鮮やかです。
食べてみると、トマトの濃厚な甘さとチーズのミルキーさがマッチ。カッテージチーズは粒が粗めのそぼろ状なので、そのままだとポロポロとした食感ですが、オイル漬けのオイルをかけることでしっとり感がアップ。
オリーブオイルにクセがないのでカッテージチーズがなめらかな食感になり、トマトのジューシーさと一体感が出て、おいしいおつまみになりました。
「セミドライトマトのオイル漬け」を作りおきすれば、濃厚トマト味がお手軽に

料理家で発酵マイスターの榎本美沙さん考案「セミドライトマトのオイル漬け」は、オーブンで時短で作れるレシピでした。
ドライトマトは一般的にはトマトを天日干しにし、数日間かけてトマトの水分を抜いて作りますが、オーブンを使えば2時間かかるとはいえ、天日干しに比べるとあっという間に作ることができ、加熱中もオーブンにお任せなので、とても簡単に、しかもリーズナブルに作ることが出来ました♪
低温で長時間加熱することで、トマトが驚くほど甘く、濃厚な味わいになるので、試してみる価値ありですよ!
オイル漬けしておくと冷蔵庫で1週間保存出来るとのこと。オイルはトマトの味が染み出ていないので、トマトもオイルも料理に大活躍。生のトマトとはひと味もふた味も違うので、料理のアクセントに使うと料理上手になれますよ。
榎本美沙さん プロフィール
料理家・発酵マイスター。発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評。登録者37万人を超えるYouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」やInstagram(@misa_enomoto)も人気。オンライン料理教室「榎本美沙の料理教室」主宰。著書に『少量でおいしい ジッパー袋でかんたん 季節の保存食』『榎本美沙の発酵つくりおき』(ともに家の光協会)などがある。

