【石川県金沢市】地元の農産物を使った新しい和菓子「Yell応援菓」5周年、被災農家支援メニューを発売

浸水被害にあった金沢大地の農産物加工品を使用


今回、秋の創作和菓子メニュー4品のうち、3品は「金沢大地」の農産物加工品を使用して開発された。売上の一部を金沢大地への支援として寄付する。金沢大地は、有機栽培で国内規模最大の広大な農地を持ち、加工品も自社農場の原材料までトレースできる「生産者の顔が見える」食づくりをしている。



今年8月、線状降水帯の影響により、金沢大地の社屋と倉庫が浸水。幸いにも人的被害はなかったが、限りある貴重な原材料や商品の数々に水がつき、大量の廃棄処分となった。

秋の創作和菓子メニューは全4品

「Yell応援菓」秋の創作和菓子メニューは、全4品を用意。



「甘酒sio羊羹」は、御菓子司 つば屋(金沢市)×金沢大地の玄米甘酒によるコラボレーション。玄米と米麹だけで作った口あたりの良い金沢大地の「とろとろ玄米甘酒」を羊羹にして、能登塩を効かせた“塩羊羹”。上に手亡豆の鹿の子豆が乗っている。キャラメルのような香ばしさを感じ、甘さと塩加減が良い塩梅だ。



「黒糖きな粉 栗蒸し羊羹」は、菓子処 大松庵(白山市)×金沢大地の有機きな粉によるコラボレーション。金沢大地が栽培する石川県産有機大豆を100%使用し、丸大豆を丸ごと焙煎、製粉した「有機きな粉」を使用している。香りが高く、黒糖を練りこんだ餡が栗の風味を際立たせる。大豆本来の甘味と旨味に加えて、栗のほくほく感がたまらない一品だ。



上生菓子「里山の錦」は、お菓子処 佐吉庵(羽咋市)×金沢大地の米麹味噌によるコラボレーション。国産有機米と国産有機大豆を天然蔵で長期間熟成させた十二割糀の味噌で、米麹を大豆より多く使い、濃厚で米の甘さが際立つ「米麹味噌」を餡に使用し、こっくりとした深みのある餡に仕上げた。能登の山々の紅葉を表現している。



金沢大地とのコラボレーション以外の一品は、お菓子処 マルニシ(小松市)×かわにの五郎島金時による「五郎島金時の生クリーム大福」。加賀野菜で「百万石の極み食材」でもある五郎島金時を使用しており、紛質系のさつまいもでクリームとの相性は抜群。金沢産おいもの甘さを引き出している大福だ。

これら4品から1品を選んで、好みのお茶と一緒に味わう「農菓の創作菓子とお茶のセット」800円(税込)が用意されている。お茶は、コーヒーのほか、天野茶店(金沢市東山)の加賀棒茶「加賀かおり」と抹茶「綾森の白」、ハーブ農園ペザン(津幡町)のオリジナルハーブティーから選ぶことができる。創作菓子のみテイクアウトも可能だ。

「八兆屋 駅の蔵・金沢駅店」にて、和菓子職人の技が光る石川の美味しいお菓子を味わってみては。

■八兆屋 駅の蔵・金沢駅店
住所:石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街あんと西3F
提供時間:11:00~16:00
HP:https://www.ekinokura.jp

農菓プロジェクトHP:https://noukapj.com
Yell応援菓詳細:https://www.ekinokura.jp/yellouenka

(山本えり)

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