金継ぎのワークショップと修理受付を実施

金継ぎワークショップの所要時間は約90分。金継ぎの最も魅力的な2工程「割れた器の接着」と「仕上げの金蒔き」を体験できる。伊万里焼の器を用い、23金と京都の老舗漆店から仕入れる本物の漆を使用。
通常は数日かかる乾燥工程だが、持ち帰り用の特製箱で当日そのまま作品を持ち帰りできる。1日で本物の金継ぎの醍醐味を味わえる、特別な体験となっている。予約制ながら、空きがあれば当日受付も可能だ。

また、破損した陶磁器を持ち込むと、金継ぎ師がその場で状態を確認し、丁寧に見積りと説明を行う。金継ぎは、完成までに3か月以上を要する繊細な技法だ。
修理はまず会場で職人が初期工程を手がけ、残りの工程は東京の工房で仕上げる。完成後には、郵送で届ける。
会場では、職人が実際に金継ぎの作業を進めている様子を間近で見学でき、伝統技術の美しさと手仕事の奥深さを感じられる。30分の予約制ながら、空きがあれば当日受付も可能だ。
職人による金継ぎされた器・金継ぎキットの販売も
会場では、つぐつぐの職人が手がけた本物の金継ぎ器を多数展示・販売する。

金継ぎ伊万里器や、

金継ぎ蒔絵湯呑、

金継ぎぐい呑み、

金継ぎ箸置きなど。
いずれも3か月以上の時間をかけて仕上げられた一点もので、東京の店舗でも外国人に人気が高く、入手困難な作品ばかり。
これほど多くの金継ぎ器が一堂に並ぶのは、京都では滅多にない貴重な機会。実際に手に取って楽しむこともできる。

また、自宅で金継ぎに挑戦したい人には、道具がすべてそろった初心者用金継ぎキット「つぐキット」を販売。割れた器を自分の手で直しながら、愛着を持って長く使い続ける喜びを感じられる。
日々の暮らしの中に伝統が息づき、サステナブルで心豊かな時間が広がる。
日本の伝統「金継ぎ」の魅力を体験しよう。
■京都で金継ぎ体験詳細
会期:11月1日(土)〜16日(日)
時間:11:00〜19:30
会場:京都 肉のひろ重 八百屋
住所:京都府京都市中京区八百屋町100
イベント詳細:https://kintsugi-girl.com/kyoto-event-2025
(佐藤 ひより)
