【東大阪】このまちに、ピザ屋がある理由。【That's PIZZA 布施店】

変わらないまなざしと、少しずつ変わるまち

That’s PIZZAは、布施で生まれた。梶原さんもまた、布施で育った人だ。その店が、今や南堀江・梅田豊崎・玉造と、少しずつ輪を広げている。それでも、彼が立つのはいつも本店・布施店のカウンター。

2025年で、開業からちょうど10年。10年経っても、窯の前に立つ姿は変わらない。けれど、その周りでは、まちの表情が少しずつ変わっていく。子どもが増えた。カルチャーイベントが開かれるようになった。なんでもないような日常が、少しだけあざやかになった気がする。

ピザ屋から、まちに恋をする

「ピザを食べに来たはずなのに、なんだかこのまちが好きになる。」

That’s PIZZAには、そんな空気がある。気取らないのに、どこか凛としてる。カウンターでピザを待つあいだ、ふと耳にした誰かの笑い声が、なぜか心地よかったりする。


まちを変えるのは、大きな開発でも、新しい施設でもないのかもしれない。こうして、薪窯の前でピザを焼き続ける一人の背中。その背中に灯った炎が、ゆっくり、まちの景色をあたためていく。

ピザ屋をのぞきにいくことが、布施というまちと、出会いなおす一歩になるかもしれない。

ライター紹介

SEKAI HOTEL Deep Osaka Experience(SEKAI HOTEL 大阪布施)
東大阪・布施商店街の空きテナントを客室にリノベーションし、近隣の飲食店や銭湯での”日常”を旅の一部として楽しむ「まちごとホテル」。観光地では味わえない、まちの日常の魅力を発信しています。
公式HP:https://www.sekaihotel.jp/area/fuse
Instagram:https://www.instagram.com/sekaihotel

    

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