夫のけんとさん、娘のつむぎちゃんと暮らすさくらさん。義両親とは良好な関係でしたが、孫のかわいさに我慢できなくなった義父がキスしようとしたことで、その関係にヒビが入ってしまいます。
一度は許そうと思ったさくらさんですが、後日、義両親や義兄一家と出かけた際、甥っ子からつむぎちゃんの頬に傷があると聞いた義父が、なんとその傷を舐めたのです! さらにその後、義父の影響で、甥っ子の夏くんのけがを兄である春くんが舐めて治そうとしたことで、義姉のマユさんも激怒。このままではせっかくのお出かけが台無しになると、義母は義父を強制的に連れて帰ることにしました。
義父は、さくらさんやマユさんを悲しませ、怒らせてしまったことに反省しつつも、家族から一斉に責められたことで少し悲しい気持ちに。そこで、テニス仲間である友人に、慰めてもらうことにしますが……?
真っ向から反する友人たちの意見
















義父はさっそく、孫のけがを舐めて、さくらさんを泣かせてしまったことを、友人たちに打ち明けます。すると、友人のひとり・コンさんは「それは嫌だと思うわ」とぴしゃり。義父の行動を否定したのです。
ところが一方のマッさんは、義父が怒られたことに激怒。「俺が嫁と孫に言うたる!」と自分のことのように怒ってくれるマッさんに、義父は感動で涙をにじませるのでした。
義父のように「良かれと思って」したことでも、相手が望んでいなければそれはただの押しつけになってしまうことがあります。
どんなに善意からの行動でも、相手の気持ちを置き去りにしてはいけませんね。
そして私たちもまた、身近な人への思いやりが、いつの間にか“自己満足”になっていないか、時々立ち止まって見直すことが大切です。
思いを届けたいときこそ、「相手がどう感じるか」を意識して関わっていきたいですね。

