主人公のツバサは鉄道好きで妻と娘と3人暮らし。ある日ツバサが趣味を満喫中、妻が倒れて頭を打って緊急入院。それまで妻は寝不足でのワンオペが続きメンタルも限界に。そんな矢先に娘が発熱し、タクシーで病院へ行くも大混雑。待ち疲れた娘が号泣すると男性に「うるせえな!」と暴言を吐かれてしまいます。診察後、タクシーで帰ろうとすると先ほどの男性に横入りされ、口論に発展し…。
「ちょっとあんた!」
怒り狂う男性を「この人やばい」と思った瞬間、見知らぬ女性が助けてくれました。「後ろから割り込んできたのを見た」「いい大人がみっともない」とかばってくれます。
しかし「割り込んだ証拠を見せろ」と男性は引き下がりません。女性と口論になると、タクシーの運転手さんが「ドラレコ見せようか?」と応戦。キッパリと反論し、男性が歩いて帰ると退散すると…。
「お待たせしました」運転手さんが声をかけると事態は思わぬ方向に






















倒れたときに頭を打ってしまったノゾミさん。目を覚まさない様子にツバサさんは不安になりますが、「世話は僕がする」と義母の提案を断ります。しかし、帰宅してお風呂に入れようとするとサクラちゃんは嫌がり号泣。困惑し、チャットサービスを使って解決策を得るのでした。
初めてのワンオペ育児に戸惑いながらも、ツバサさんは娘との時間を通して、家族の大切さや妻の努力を実感したことでしょう。焦るツバサさんがAIを頼ったのは、時代を感じさせる意外な行動でしたが、それだけ育児に真剣に向き合おうとする気持ちの表れでもあります。
ただし、AIの情報は必ずしも正確とは限りません。真偽が不確かなものも多いため、しっかりと信頼できる情報源で確認したり、専門家に相談したりすることが大切です。
そして、ツバサさんがようやく気づいたように、身近な人の「当たり前のような頑張り」に目を向けられる人でありたいですね。お互いを思いやる気持ちが、家族を少しずつ強くつないでいくのだと思います。
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著者:マンガ家・イラストレーター よういち

