
2026年1月よりスタートする金曜ドラマ「DREAM STAGE」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)。このほど、本作の主演を中村倫也が務めることが決定。K-POP版“スポ根ドラマ”で天才音楽プロデューサー役に初挑戦する。
■日本人Pと落ちこぼれ7人組による“熱い絆の物語”
世界で最も権威のある音楽賞にノミネートされるなど、さまざまな世界的アーティストを輩出し続けているK-POP。今やエンターテインメントシーンだけにとどまらず、若者を熱狂させるトレンドも常に生み出している。
金曜ドラマ「DREAM STAGE」の舞台となるのは、そんな世界の音楽シーンを席巻するK-POP業界。かつて問題を起こして業界を追放された日本人プロデューサーと、韓国の弱小芸能事務所に所属する落ちこぼれ練習生7人が、世代や国籍を越えて共に夢を目指す熱い絆の物語を描く。
劇中に登場する7人組ボーイズグループ「NAZE」(ネイズ)に選ばれたのは、韓国出身のユンギ、アト、キムゴン、ドヒョク、タイ出身のターン、そして日本出身のカイセイとユウヤ。彼らはデビュー前にもかかわらず、ドラマ出演だけなく楽曲配信やライブイベント、コンテンツ配信など、さまざまな活動を行なっていく。
多くのグループが乱立しK-POP戦国時代とも称される現代、トップに立てるのはほんのひと握り。華やかに見える業界の裏で、練習生たちは食事やプライベートで厳しい制限を受け、過酷な練習に耐えながら夢を目指していく。その姿は、まさに努力と根性=“スポ根ドラマ”そのもの。
彼らがぶち当たる挫折や仲間との衝突、将来への不安などは、アーティストを目指す人だけではなく人間なら誰しもが直面する困難でもある。彼らが仲間と支え合い、衝突や試練を乗り越えて成長していく爽快なサクセスストーリーは、男女を問わず多くの視聴者の共感を呼ぶものとなりそうだ。
■懸命に夢を追うNAZEを導く“元”天才音楽プロデューサー役に
本作で中村が演じるのは、かつて問題を起こしてK-POP業界を追放された“元”音楽プロデューサー・吾妻潤(あずま・じゅん)。吾妻はメンバー個々の素質や個性を活かしながら、型破りな方法で人気アーティストをプロデュースし、一時は「天才」と称された。だが、とある事件によって業界を追放され、追い求めてきた「夢」を捨ててしまう。
そんな経験から「夢を追うこと」の無謀さを実感している吾妻は、音楽シーンの頂点を目指すボーイズグループ・NAZEの7人に、初対面から「食っていけるのは10万人に1人。叶わない夢を追うのは人生の無駄だ」などと冷たい言葉を突き付ける。それでも懸命に「夢」を追うNAZEメンバーの姿に、吾妻は次第に眩しさを感じ始め…。
彼の独創的なアイデアと内に秘めた深い愛情に支えられ、NAZEのメンバーは立ちはだかる試練や挫折をなんとか乗り越えていく。そして吾妻自身も、NAZEとの絆を深める中でもう一度「大きな夢」に挑む決意をする。
中村がTBSの金曜ドラマで主演を務めるのは、「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(2022年)「DOPE 麻薬取締部特捜課」(2025年)に続き3作目。また、K-POP業界を舞台とする本作では、韓国語のせりふにも挑戦。皮肉屋に見えるが誰よりも情熱を秘めたキャラクターを演じていく。
■吾妻潤役・中村倫也 コメント
この作品の展開を聞いたとき、視聴者の方が登場人物に寄り添い、応援したくなるような作品になるんじゃないかなと思いました。そして脚本を読み、より熱い想いや空気を感じたのを覚えています。夢を追った経験のあるすべての人の心に刺さるドラマになれば良いですね。
吾妻は無愛想に見られがちですが、胸には燻った炎を秘めている“元”音楽プロデューサー。天才と呼ばれていた彼は過去の挫折をきっかけに夢を追うことを諦めましたが、ボーイズグループ・NAZEと出会い、再び夢に向かい歩き始めます。無駄が嫌いで大抵の事には動じない男、に見えますね。
NAZEは、この作品を通して沢山の“初めて”に挑戦するということで、何をするにもとにかく一生懸命な姿がすごく初々しく、キラキラしています。彼らがこの作品を通して成長していく姿を見守って、応援してほしいです。皆さんと一緒にNAZEを育んでいけるのではないでしょうか。
演技には正解がないからこそ、彼らにはやりたい表現にどんどん挑戦してほしい。萎縮したり、正解を求めて小ぢんまりしてしまうのは一番よくないので、思い切って好きなようにやって欲しい。そこで得た悔しさや喜び全てが経験だと思うので。彼らから生まれるアクションが楽しみです。
舞台がK-POP業界なので、韓国語にも挑戦します。実は、小学生の頃にラジオの韓国語講座を少しだけ聴いていたことがあって…そこで覚えた韓国語は「トイレどこですか?」を意味する「ファジャンシルン オディエヨ?」(笑)。今後、韓国ロケもあるということなので、到着したら空港でまずは聞いてみようかなと思っています(笑)。
放送は真冬ですが、熱い青春の日々をお届けしますので、彼らを見守り、一緒に盛り上げていただけるとうれしいです! ぜひお楽しみに!
■高橋正尚プロデューサー コメント
このドラマの主人公は、夢を追うことを忘れチャレンジすることを諦めた男です。熱くなるなんて時間の無駄。頑張ったって結果はたかが知れてる。でも、心の片隅にくすぶる「このまま諦めて良いのか?」という葛藤。
吾妻と同じように、揺れる思いを抱えて日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか? そんな皆さんが、「照れるけど、本気になれるって素敵だな…」と思えるような。「ずっと迷っていたけど、もう少しだけ頑張ってみようかな…」と思えるような。そんな時間をご提供できれば、という思いで企画しました。
先日、台本の読み合わせで中村倫也さんのセリフを聞かせて頂きましたが、私はまんまとグッと来て、「もっと頑張ろう」と思ってしまいました。狙い通りです。
『スクール☆ウォーズ』『ROOKIES』などの名作ドラマはもちろん、最近では「timelesz project」で胸を熱くした方も多いと聞きます。失敗や挫折を乗り越え、夢を目指して支えあう人々の熱い思いは、いつの時代も私たちに爽快な感動を与えてくれます。
週末の夜、見てくださる方々の心に、温かな灯がともるようなドラマを目指して。倫也さんやNAZEのみんなと一緒に、もっともっと頑張ります。ぜひご覧ください。

