ヒールで「180cm」…「つんつるてんで悲しい」切実な事情
小野田大臣は、同じ投稿内で、衣装選びの舞台裏にある高身長ならではの苦労を告白しました。
「以前宮中行事にでなくてはいけなくなった時にレンタルめちゃくちゃ探したんですが、ヒール履いて180cm近くなる私の背丈に合うドレスコード対応ロングドレスは一つも無かったんですよ…なんとか探して買ったこのドレスも足首見えてて結構つんつるてんで悲しいのですが、本当にサイズがない…悲しい…」
と、ヒールを履くと180cmに達するご自身の体型に合う、ドレスコードに沿ったロングドレスの選択肢が極端に少ないという日本のフォーマルウェア市場の現実を吐露。過去にモデル経験もある小野田大臣。身長に合うドレスを探すのに「つんつるてん」という表現から、苦労した様子が伝わります。
共通点は「格式に合う衣装の選択肢不足」か
小野田大臣の明言を受け、Xユーザーからは「次は2人揃えて着て欲しい」といった希望や、「良くお似合いです素敵で、カッコよかったですよ」といった称賛の声が多数寄せられました。一方で、身長差などから、両大臣の衣装を別の物だと思ってた人は「そうだったんですね。勘違い、失礼致しました」と、同じであることに驚きを表す声もありました。
今回の「同じドレス」問題の背景には、女性政治家が公務で着用する格式高いフォーマルウェアの市場の特殊性があると考えられます。
小野田大臣が高身長ゆえに「サイズがない」という壁に直面した一方で、一般的に政治家は、デザインや色、素材に至るまで、公的な場にふさわしいという高い基準を満たす必要があるため、そもそも選択肢が非常に限られるようです。この「ドレスコードと公の場に合うロング丈の服」という制約が、片山大臣も小野田大臣も同じデザインにたどり着く決定的な要因となった可能性が高いのです。
この「銀ドレス」は、日本の女性政治家が公務の重圧だけでなく、ファッションの選択肢という現実的な課題とも向き合っていることのシンボルとして、今後も注目を集めそうです。
(LASISA編集部)

