【京都・嵐山】色彩豊かな「嵐山」の紅葉と美しい庭園を望む!穴場コースを紹介

【京都・嵐山】色彩豊かな「嵐山」の紅葉と美しい庭園を望む!穴場コースを紹介

秋といえば紅葉。数多くの紅葉スポットがある秋の京都に出かけるという人も多いのでは…?そこで、今回は紅葉名所と周辺スポットを抜粋してエリアごとにおすすめ周遊コースを紹介!混雑回避術を活用して、効率よく楽しもう。
 発売中の「関西秋Walker2025」。表紙はSixTONESの松村北斗さん
発売中の「関西秋Walker2025」。表紙はSixTONESの松村北斗さん


世界遺産「天龍寺」などの名所が多数あり、京都の紅葉狩りに欠かせない嵐山。京の風情が漂うエリアで美しい紅葉やグルメ、美術などさまざまな秋体験を満喫しよう!

■天龍寺(てんりゅうじ)
■庭園や荘厳具などと併せて紅葉を楽しめる
池泉回遊式の曹源池庭園で知られる京都屈指の名刹で、大方丈から眺める全景は格別の美しさ。寺全体を見渡せる望京の丘や、参道から見る木々など、各所が秋色に染まる。庫裏の大衝立の達磨図や法堂の天井に描かれた日本画家・加山又造作の「雲龍図」(秋は2025年9月20日~12月7日(日)に公開)といった見どころと併せて境内を巡りゆったり楽しもう。

天龍寺(曹源池庭園)/京都市左京区
天龍寺(曹源池庭園)/京都市左京区

庭園の南に位置する嵐山を借景とした曹源池庭園(そうげんちていえん)。作庭当時の面影をとどめる庭の池に、カエデが鏡のように映り込むさまが美しい。

天龍寺(天龍寺庫裏)/京都市左京区
天龍寺(天龍寺庫裏)/京都市左京区

紅葉が包む庫裏の正面玄関には、前管長の平田精耕老師が描いた達磨図が置かれている。

混雑回避!観覧術
人がまばらな望京の丘が紅葉の穴場。京都市内まで一望でき、11月中旬〜12月上旬ごろには、紅葉に染まった天龍寺の境内を見渡せる。



↓徒歩約1分

■パンとエスプレッソと嵐山庭園
■歴史的建造物でパンとコーヒーを堪能
毎日食べても飽きのこないパンが並ぶ「パンと」と、バリスタがいれるコーヒーが好評の「エスプレッソと」からなる人気店。築210年以上の府指定有形文化財の邸宅を改装した居心地のいい空間で庭園を眺めながら、京都限定の抹茶トーストや、食べ応えあるサンドイッチなどを味わうことができる。
パンとエスプレッソと嵐山庭園/季節のフルーツサンド(1600円)
パンとエスプレッソと嵐山庭園/季節のフルーツサンド(1600円)


あふれそうなくらいクリームとフルーツがたっぷり入った、季節のフルーツサンド(1600円、セットドリンクは+300円〜)がおすすめ。

↓徒歩約3分

■福田美術館
■江戸時代に始まった美人画に注目
近世・近代の日本画家の作品を中心に約2000点を有する美術館では、「上村松園と美人画の軌跡」(10月11日~2026年1月18日(日))を開催。松園と同時代、またのちに手がけた画家たちの作品を併せて展示し、美人画の魅力と軌跡を紹介する。
福田美術館/京都市左京区
福田美術館/京都市左京区

上村松園《美人観月》1913年ごろ 福田美術館蔵後期展示
上村松園《美人観月》1913年ごろ 福田美術館蔵後期展示


質・量共に国内有数の美人画コレクションを誇る福田美術館の所蔵品から、松園をはじめとする作家たちの美しく麗しい作品の数々を展示する。

↓徒歩約25分

■旧嵯峨御所 大本山大覚寺(きゅうさがごしょ だいほんざんだいかくじ)
■絵画のような美しい水鏡を観賞
嵯峨天皇が中国の洞庭湖を模して造らせたという、平安時代から現存する日本最古の人工林泉として有名な大沢池を囲むように木々が秋色に。心経宝塔と紅葉が池に映り込む大覚寺ならではの優雅な光景を、ゆっくりと楽しめる。明円作「五大明王像」など、貴重な宝物の数々が公開される秋季名宝展(10月17日~12月1日(月))も行われるので併せて観賞したい。
旧嵯峨御所 大本山大覚寺(大沢池)/京都市左京区
旧嵯峨御所 大本山大覚寺(大沢池)/京都市左京区


平安時代に貴族が舟遊びを楽しんだという大沢池。周囲を紅葉が囲み、心経宝塔と織り成す光景が優雅。

混雑回避!観覧術
開門直後が最も人が少なく快適。ほかの時間帯でも、あまり混雑を気にせずに紅葉を観賞できる。



↓徒歩約25分

■豆腐料理 松ヶ枝
■絶品豆腐料理を歴史ある邸宅で
京の人気そば処「嵐山よしむら」が監修した、抹茶豆腐とそば豆腐が市松模様になっている湯豆腐が名物。国産大豆を使い、濃厚な豆乳を自社製造。その豆乳と国産そば粉を使ったそば豆腐と、宇治の抹茶を加えた抹茶豆腐を手作りしている。また、建物には、北大路魯山人や横山大観など多くの文人が集い遊んだ由緒ある「旧川村曼舟邸」を利用しており、秋には庭の紅葉も楽しめると評判だ。
豆腐料理 松ヶ枝/松ヶ枝コース(2480円)
豆腐料理 松ヶ枝/松ヶ枝コース(2480円)


自家製湯豆腐、京のおばんざい、天ぷら盛り合わせ、ひと口ざるそばなどがコース仕立てで味わえる雅(1980円)、松ヶ枝(2480円)(写真)。京の湯葉づくし(2820円)もおすすめ。湯豆腐はお好みで、手桶冷やし豆腐に変更することもできる。

↓徒歩約4分

■天龍寺塔頭 宝厳院(てんりゅうじたっちゅう ほうごんいん)
■秋の色に染まる名庭を巡る
室町幕府の管領・細川頼之が聖仲永光を迎え創建し、現在は春と秋にだけ一般公開されている寺院。嵐山でも屈指の紅葉スポットで、回遊式庭園「獅子吼の庭」は約700基のライトで約300本の紅葉を照らす。参道の紅葉も見逃せない。
天龍寺塔頭 宝厳院(獅子吼の庭)/京都市左京区
天龍寺塔頭 宝厳院(獅子吼の庭)/京都市左京区


策彦周良禅師作の回遊式枯山水庭園の獅子吼の庭は別世界の美しさ。巨岩・碧岩と紅葉が融合した趣ある光景が広がる。
天龍寺塔頭 宝厳院(参道)/京都市左京区
天龍寺塔頭 宝厳院(参道)/京都市左京区


露地行灯が優しくともる山門から出口の山道まで紅葉のトンネルが。両わきから頭上を秋色に染める紅葉の並木道をゆっくり歩こう。
天龍寺塔頭 宝厳院(昼の風景)/京都市左京区
天龍寺塔頭 宝厳院(昼の風景)/京都市左京区


昼には自然に光に照らされた、緑の苔と燃えるような赤の木々のコントラスが美しい。

ライトアップDATA
時期:2025年11月14日(金)〜12月7日(日)
点灯時間:17時30分〜20時30分(最終受付20時)
拝観料:大人1000円

混雑回避!観覧術
ライトアップ開始から1週間ほどは人が少なめ。本堂前付近のエリアが混雑せずに美しい紅葉を観賞できる。



ウォーカープラスでは紅葉特集を掲載中!ぜひ記事を参考にしつつ、最新情報をチェックして出かける参考にしてみて。






※本記事は関西秋Walker2025の内容を転載したものです。
配信元: Walkerplus

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