「不整脈を予防する可能性の高い食べ物」についてよくある質問
ここまで不整脈を予防する可能性の高い食べ物などを紹介しました。ここでは「不整脈を予防する可能性の高い食べ物」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
不整脈を含めた心臓病に悪い食べ物を教えてください。
佐藤 浩樹 医師
高脂肪な肉、ハンバーガーやフライドポテトなどの加工食品は飽和脂肪酸が多く含まれています。飽和脂肪酸はLDLコレステロールを増加させ動脈硬化を促進する作用があるので要注意です。お菓子やファーストフードも同様です。これらの食品にはトランス脂肪酸が多く含まれています。トランス脂肪酸は動脈硬化を促進する物質なので要注意です。動脈硬化は心臓病発症の最も重要な要因です。加えて、食塩の多い食品は血圧上昇を来し、心臓に負担をかけるので要注意です。
カフェインを含んだコーヒーは不整脈に悪影響を及ぼしますか?
佐藤 浩樹 医師
過剰なカフェイン摂取は交感神経を活性化させますので心拍数の増加を引き起こすとともに不整脈が起こる原因となります。過剰なエネルギードリンクやコーヒー摂取には注意が必要です。成人では1日のカフェイン量として200~400ミリグラム程度をお勧めします。
編集部まとめ
不整脈を予防するためには、野菜や魚などの健康食品の摂取、食塩や砂糖を控える、禁煙、適切なアルコール摂取、過度なカフェイン摂取の回避などの食生活に心がけることが重要です。更に、適度な運動、ストレス管理、適切な睡眠などにも気をつけましょう。適切な治療を行うことも重要です。不整脈には様々な種類があり、経過観察でよいものから命に関わるものまであります。そのため、健康診断などを利用した定期的な健康チェックを受けるとともに、脈がおかしいと感じた場合は早期に医療機関を受診しましょう。

