すぐるさんは既婚者の自称エリートサラリーマン。しかし、妻帯者であることを隠し、「山田カイト」という偽名を使ってまゆかさんと不倫をしています。
まゆかさんから妊娠を告げられ、一瞬の焦りを見せるすぐるさん。しかし、身バレ対策に細心の注意を払っているすぐるさんは、すぐに気持ちを立て直します。「不倫はバレなきゃ不倫じゃない」と自信満々なのでした。
噓で塗り固めた偽りの人生
不倫相手のまゆかは、俺が「妻帯者」であるとは微塵も疑っていない……。


















実際には働いていない会社名と偽名で名刺を作成し、まゆかさんに渡しているすぐるさん。名刺に記載された電話番号は、すぐるさんの隠し携帯につながるようになっています。
ある夜、妊娠中のまゆかさんから「結婚について話したい」とメッセージが届きました。まゆかさんと結婚する気など、さらさらないすぐるさんは、出産を諦めさせるため説得を試みることに。
まゆかさんについて思案しながらも、何食わぬ顔で妻との日常生活を送るすぐるさんなのでした。
偽名だけでなく、勤務先まで装うすぐるさん。初めは小さな嘘から始まったのかもしれませんが、偽りの自分を演じ続けるうちに、「嘘が悪いこと」という感覚が薄れてしまっているのかもしれません。
「噓つきは泥棒の始まり」ということわざにもある通り、平気で人に嘘をつくことがさらなる悪事へのステップになってしまうことがあります。すぐるさんの身勝手な行動により、妻とまゆかさん、2人の人生が不幸になってしまう可能性があることを考えてほしいものですね。
次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター 虹丸
