ママ友・香の身勝手なスタンスに憤った真理。彼女から届いたダブルスタンダードな意見のメッセージと、息子のナオトが不平等さに納得していない様子を見て、疎遠を決意します。
徐々にママ友と疎遠に
それから徐々に、香さんと距離を置き始めた。あのメッセージも既読スルーを決めて、返信しないようにする。最初のうちは「記事ちゃんと読んだ?」「感想待ってる」と来ていたけれど、無視を続けるうちになくなった。
園の送り迎えでは、彼女と被らないように時間調整した。会ってしまっても、挨拶だけで済ませてそそくさと帰る。そのうち香さんも、私に声をかけることはしなくなった。
私たちの疎遠が子どもたちに影響するのでは…と心配したが、それもなかった。ナオトはあれからちゃんと勝也くんと話をし、叩いたことに関しては謝ってもらったそうだ。勝也くんも親がいないところでは、素直らしい。また裕也くんも今まで通り、穏やかに遊んでくれている。
親の関わりがなくても、子どもたちはコミュニティーを作っていけるのだと感心した。
耳にしたママ友の噂、問題は彼女の心…?
そんな中、香さんに関する噂話を別のママ友から聞いた。
「私マンションの部屋が近いんだけど、夫婦喧嘩をしょっちゅうしていてうるさいよ。お互い譲らないみたい」
「そ、そうなの」
「忙しい旦那さんみたいで、ほぼワンオペらしいわ。その分、子どもたちに神経使ってるんでしょうけど…ちょっと過保護よね」
少しだけ、彼女の状況が見えるような気がした。
私は夫と協力しながら子育てできているが、彼女は今まで自分1人の力でやってきたのだろう。だからこそ、自分の子どもたちには過保護になる。そして、夫婦喧嘩での譲らない精神を、子どもにも教えてしまっている。
自分が悪くないと思うなら、謝らなくていい。自分が良ければいい。
そんな教育を受けた勝也くんと裕也くん。良くない影響もあるだろう。でも何も、学ぶのは母親からだけじゃない。友達からだって、学ぶことはできる。

