鈍く輝きを放つ「刀 銘 南海太郎朝尊」




まずは刀とご対面。じっくり近くで鑑賞できますよ。しかもあまり混み合っていないので、ゆったりとした時間の中で見学できるのが◎
さらにさらに!写真撮影OKなので、刀剣ファンはほんとにウレシイですね。


次は脇差 銘 朝尊。こちらは制作年が不明とのことですが、長い年月が経っているにも関わらず、まばゆく光を反射させています。
刀工だけではない、朝尊の偉業、それは…著作!


刀工を目指して上京し、江戸・京で活躍した朝尊。実はかなりの刀オタク!だったようで、作刀の材料と技法を理論化した「刀剣五行論」、刀工の系譜と銘を独力で調べて書物にした「新刀銘集録」という著作もあるそうで、刀の製造の技術を次の世代に残すこと、さらには誤りの多い解説書も出回っていたから正しい系譜を知ってもらおうと各地を回りつつ書物にしたためたそうです。
そんな著作も展示されているので、必見ですよ!

あ、刀ってどう見たらいいのかよくわからない…という方に、わかりやすい刀の見方のパネルもあるので参考にしましょうね。

