
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、2025年6月12日にX(旧Twitter)に投稿された『性格の悪いコンビニ店員の末路』をピックアップ。
本作はコミックアウルで連載中の漫画『閲覧禁止 ~調べてはいけない怪異~』の第7話(第3巻に収録)にあたるエピソード。コミカライズを担当したtom等さんが本作を投稿されたところ、多くの「いいね」と共に多くの反響コメントが寄せられた。本記事ではtom等さんにインタビューを行い、本作について語ってもらった。
■口の悪いコンビニ店員の末路…

“怪談話”を集める雑誌ライターの平野は、ネタ集めのためにあるコンビニを訪れる。意外にもすんなり”怖い話”を話してくれるコンビニ店員…。しかし、ショッキングな事件を淡々と話し、いけ好かない客に「死ねや」と吐き捨てるようにつぶやくコンビニ店員の様子に、平野は不穏な気配を覚える…。
ある日、その店員がいつものようにコンビニで働いていると、違和感が…。入店した気配があるのに店内には誰もいない。店のモニターをチェックすると確かに誰かがいる。その見えない”誰か”の正体は…。ホラー小説『百話奇談-眠らぬ町の怪-(冬野ゆな)』待望のコミカライズに「怖すぎて途中からページ進められない」「本当にありそうなところが怖い」「実際にはあいたくない」など多くの反響が寄せられている。
■作画・tom等さん「読者をとことん怖がらせる」

――『閲覧禁止~調べてはいけない怪異』はホラー作品ですが、ホラーを描くうえでのこだわりをお教えください。
「何が起きているのか」を読みながらすんなりと理解できるように描く、ということを意識しています。
状況が分かりやすいほど臨場感が出て、キャラクターと読者の感情がリンクし、深い没入感を生み出せると考えています。
臨場感でいえば、背景の作画も苦手ながら頑張っています。手伝ってくださるアシスタントさんには頭が上がりません!
――本作のなかで 気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
第1巻21Pです。
『閲覧禁止』を描かせていただく少し前からずっとホラー、特にバケモノを描きたいと思っていました。
1巻の怪異は典型的な「ザ・怖いお化け!」という見た目で、読者をとことん怖がらせるぞ!という一心で描けたことがとても楽しかったです。
――tom等さんは他にもコミカライズ作品を手掛けていらっしゃいますが、コミカライズにおいて大変なことやこだわりがあればお教えください。
一番留意していることは、原作の「面白い要素」「重要な場面」「作品らしさ」などを自分なりに解釈・抽出して、どうやって演出するかを考えることです。
原作をそのまま漫画にすることは難しいので、この作業をしっかり行って、原作の素晴らしさを損なわないように気を付けています。
――今後の展望や目標をお教えください。
まずは、今描かせていただいている作品を皆様が満足できるクオリティで描き切ることです!
それからは、いろんなジャンルに挑戦して、色んなバケモノを描きたいです!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
1つ1つの作品を全身全霊で執筆させていただいています。公開・配信を楽しみにお待ちください!
また血と汗の結晶である過去作品、連載・読切ともに是非是非よろしくお願いいたします!

