代表的な柿の種類
古くから親しまれてきた柿は、日本各地に「名産地」と呼ばれる場所があります。
ここからは、日本で人気の柿の種類をご紹介します。
富有柿【完全甘柿】
岐阜県が発祥といわれる、日本を代表する柿です。
果実は大きく丸みを帯びており、鮮やかなオレンジ色をしています。
果肉はやわらかくジューシーで、甘みが濃いのが特徴です。
甘柿の中でも特に人気が高く、国内の甘柿生産量の約8割を占めます。
参考:令和4年度輸出環境整備緊急対策委託事業(スライド56)|農林水産省
参考:柿 | JA全農えひめ
次郎柿【完全甘柿】
静岡県発祥の甘柿で、シャキッとした食感が人気です。
形は全体的に平べったく、縦に4本の溝が走っています。
富有柿よりも大きく見栄えがよいため、贈答用としても広く選ばれています。
西村早生【不完全甘柿】
滋賀県大津市の西村氏の柿園で見つかったため「西村」という名前が付けられました。
種が多いほど渋味は抜けやすく、甘味が強くなります。
果実はやや小ぶりで鮮やかなオレンジ色をしており、どちらかというとさっぱりした味わいです。
また、果肉に「ゴマ」という黒っぽい模様が入るのが大きな特徴。これは渋みが抜けて甘くなったサインで、このことから「ゴマ柿」と呼ばれることもあります。
参考:西村早生(かき)|JAPAN FRUIT ROAD 日本くだもの農協
西条柿【完全渋柿】
広島県東広島市西条町で栽培される渋柿です。
形状は縦に長く、側面に4本の深い溝が入っています。
渋抜きされた果肉にはしっかりとした甘さがあり、柔らかく上品な味わいです。
ただし冷蔵庫に入れても4~5日しか保存できません。
中国・四国地方以外ではあまり流通していませんが、チャンスがあればぜひ口にしてみてください。
参考:柿 | JA全農とっとり
刀根早生【不完全渋柿】
奈良県天理市で生まれた渋柿です。
生産者の名前が「刀根」という名前であったため、刀根早生と名付けられました。
形状は扁平で四角に角張っており、種がありません。
渋柿ではありますが、アルコールや炭酸ガスで渋抜きしてから出荷されるため、甘味はまろやか。
特に奈良県の柿は色付きが濃く、甘いといわれています。
まとめ
柿の品種は世界に1,000種類以上あるといわれますが、海外では渋柿が主流です。甘柿が一般的に生食できるほど普及しているのは、日本ならではの特徴といえます。
さらに日本は渋柿の渋抜き技術が非常に発達しており、世界的に見ても珍しいレベルです。
渋柿を甘柿のようにそのまま楽しめるのも、日本にいるからこそといえますね。
今年の秋は柿を積極的にメニューに取り入れて、秋の味覚を楽しんでみてください!
文/カワサキカオリ

