
北村有起哉主演のドラマ「小さい頃は、神様がいて」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系 /FOD・TVerにて配信)の第3話が10月23日に放送された。主人公は、食品会社で働く会社員・小倉渉(北村有起哉)。第3話は、「たそがれステイツ」の住人たちが男性と女性に分かれて夜を明かすことになった。(以下、ネタバレを含みます)
■大人たちに向けた珠玉のホームコメディー
同作は、三階建てのレトロマンションに住む、三家族の住人たちの物語を描いたホームコメディー。二人の子を持つ小倉渉(北村)と、その妻・あん(仲間由紀恵)を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ温かく描いていく。脚本は「最後から二番目の恋」シリーズなどで知られる岡田惠和氏が担当。

■ゆずから朝まで帰らないという連絡が入る
「たそがれステイツ」に住む三世帯は、一階の永島慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)の家に集合する。小倉あん(仲間由紀恵)は、一同の前で離婚の理由について赤裸々に打ち明ける。渉(北村有起哉)個人に問題があるのではなく、母親ではない自分を取り戻したいのだと語り、改めて渉に離婚したいと申し出るあん。一同は渉の反応を待つが、渉は何も応えない。
しびれを切らしたさとこは慎一に何か言うよう促すが、急に話を振られた慎一はとんちんかんなことを言ってしまう。それにより、部屋には和やかな空気が流れる。その時、あんの携帯に娘のゆず(近藤華)から「朝まで帰れなくなった」と連絡が入る。


■男女で分かれて夜を明かす「たそがれステイツ」の住人たち
二人だけで過ごしたくない渉とあんのために、一同は男性と女性に分かれて夜を明かすことに。三階の小倉家では、渉と慎一が話をしていた。渉は「あんの気持ちを頭では理解しているが、本当に離婚に向かってしまうのが怖い」と打ち明け、今まであんが家族をどれだけ大切にしてくれたかを語る。それを聞いた慎一もまた、家族に対する後悔を打ち明ける。
一方、あんとさとこは二階の樋口奈央(小野花梨)と高村志保(石井杏奈)の部屋を訪れ、四人でテントに入ってはしゃいでいた。それぞれの親について語る奈央と志保の話を、優しく受け止める二人。夜が明け、慎一とさとこはみんなをラジオ体操に誘う。嫌々連れて来られた渉だったが、そこであることを思い出す。

■渉が思い出したこと
渉が思い出したのは、子供たちが幼い頃に家族四人でラジオ体操をしたことだった。その際、渉は子供たちの成長を感じて涙を流したのである。
そんなことを思い出した渉は、ラジオ体操をしながら涙ながらに離婚するまでの間仲良くしてほしいとあんに伝える。それを聞いたあんも、泣きながら「分かった」と言う。
その後、あんは息子の順(小瀧望)と食事に行く。順は仕事が順調であり、自分の心配をする必要はないことをあんに伝える。
後日、慎一とさとこが渉とあんのもとを訪れる。慎一とさとこは数日間留守にすると言い、不安げな様子の二人を渉とあんは心配するのであった。SNSでは「渉が離婚を受け入れながらも仲良くしたい気持ちに泣いた」「渉がなんだかんだ優しい」「渉はかなり優しい人だと思う」と渉の人間性に言及する声が多数上がっていた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

