「死刑適用の基準」になった永山則夫の遺品 迫り来る処分危機 守り続けた支援者の願い

「死刑適用の基準」になった永山則夫の遺品 迫り来る処分危機 守り続けた支援者の願い

●永山が残した膨大な資料「散逸させたくない」

市原さんは現在、東京都北区赤羽の本屋「青猫書房」で「第10回永山則夫が残したもの」を開催中で、初公開となる永山の手紙40通などを展示している。10月27日までの間の午前11時〜午後6時(日曜のみ午後5時まで。火曜日は定休)。

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クラウドファンディングの実施にあたって、市原さんは次のように話し、協力を呼びかけている。

「永山は4人も殺した人間だけど、更生した。私は母が守ってくれたので無事に育ったが、永山のようにそうではない人が社会にはいっぱいいます。永山が残したものを可能な限り実物で残したい。とにかく散逸させたくないと思っています」

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