毎日使うキッチンや洗面所、お風呂場などの排水口は汚れが蓄積しやすい場所です。汚れを放っておくと、悪臭や詰まりの原因になってしまいます。
衛生的な暮らしを守るためには、定期的な掃除が欠かせません。
本記事では、排水口掃除の基本的な方法と、ひと手間で効果がアップするテクニックをご紹介します。
排水口掃除の基本手順と洗剤の使い分け
排水口掃除を始める前に、まず構造を理解し、パーツを順に分解していくことが大切です。多くの家庭の排水口には、フタ、ゴミ受け、ワントラップなどの部品があり、それぞれに汚れが溜まりやすくなっています。
キッチンメーカーのクリナップ株式会社のウェブサイトでは、排水口の掃除方法について以下のように解説していました。
クリナップ ーより引用排水口の洗い方としては、まずは中性洗剤で汚れを落とし、どうしても汚れが落ちない場合は、汚れに合わせてアルカリ性洗剤や酸性洗剤を使い分けるといいでしょう。
最初は手肌に優しい中性洗剤を使用し、頑固な汚れには、性質に合った洗剤を活用するのが効果的。例えば、油汚れや皮脂汚れにはアルカリ性洗剤、水アカやカルキ汚れには酸性洗剤が有効です。
洗剤を使用する際は、必ず換気を行い、ゴム手袋を着用するようにしましょう。
また、掃除する部位ごとに道具を使い分けると、細部までしっかり洗えます。最後に40℃前後のお湯でしっかり洗い流すことも忘れないでください。
手軽で効果的!ナチュラル掃除のテクニック
環境に配慮したナチュラルクリーニングを取り入れるのもおすすめです。
なかでも人気なのが、『重曹+クエン酸』の組み合わせによる掃除法です。クエン酸の代わりに、賞味期限が切れた酢を使ってもかまいません。
排水口内部のぬめりや臭いを軽減する効果があり、家庭にあるもので手軽に実践できる点が魅力です。
やり方は簡単。まず、排水口に重曹をまんべんなく振りかけ、その上からクエン酸を溶かしたお湯、もしくは酢を注ぎましょう。すると、シュワシュワと発泡反応が起こり、汚れを浮かせます。
15〜30分ほど放置した後、たっぷりのぬるま湯で洗い流せば完了です。
ただし、あくまで軽度の汚れに効果的なため、頑固な汚れには専用洗剤と併用するほうが効果が高い場合があります。

