その頭痛「くも膜下出血」「脳腫瘍」が隠れている可能性も【医師解説】

その頭痛「くも膜下出血」「脳腫瘍」が隠れている可能性も【医師解説】

片頭痛は、何年にもわたって悩まされている人もいる一方で、全く経験しない人もいます。なぜこの違いが生じるのか、気になる人も多いでしょう。今回は、頭痛を引き起こす原因や頭痛の種類について、「北村脳神経クリニック」の北村先生に解説していただきました。

北村 高之

監修医師:
北村 高之(北村脳神経クリニック)

順天堂大学医学部卒業。その後、順天堂大学医学部附属順天堂医院脳神経外科入局、同大学の附属および関連病院にて経験を積む。2024年5月、神奈川県横浜市に「北村脳神経クリニック」を開院。医学博士。日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医・指導医、日本脳神経血管内治療学会専門医、日本頭痛学会専門医、日本神経内視鏡学会技術認定医。

編集部

頭痛はどうして起こるのでしょうか?

北村先生

頭痛は、様々な原因で起こります。頭痛のほとんどを占める「一次性頭痛」はストレスや生活習慣、姿勢などがきっかけで起こることが多くあります。また、疲れや長時間集中していた、睡眠不足や天候といった理由からも起こり得る症状です。

編集部

一次性頭痛について、もう少し詳しく教えてください。

北村先生

一次性頭痛は、「片頭痛」「緊張性頭痛」「群発頭痛」などの種類に分けられます。片頭痛は比較的女性に多く、頭の片側が痛むことからそのように呼ばれていますが、両側に頭痛が起こることもあります。緊張性頭痛は、こめかみや後頭部などに圧迫されるような、または締めつけられるような頭痛が発生します。群発頭痛は、目の奥がえぐられるような強い痛みが起こります。年に1〜2回程度、一定期間に集中して発生することが多く、男性に多い傾向があります。

編集部

一次性頭痛のほかには、どんな頭痛があるのですか?

北村先生

「二次性頭痛」があります。くも膜下出血や脳梗塞、脳腫瘍、外傷や感染症などの病気が原因で引き起こされる頭痛のことを指します。

※この記事はMedical DOCにて<「片頭痛」になりやすい人の特徴はご存じですか? なりにくい人との違いや前兆も医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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配信元: Medical DOC

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