
奈良県宇陀市と、SNSマーケティング事業を行うネクスターのグループ会社「頂マーラータン・おうちでマーラータン」がタッグを組み共創開発した「大和当帰マーラータン」が、10月25日(土)・26日(日)に開催される「うだ産フェスタ2025」の宇陀市出店ブースでリリースされる。
飛鳥時代から続く“薬草のまち”宇陀市

宇陀市は奈良県東部に位置し、飛鳥時代から続く“薬草のまち”として知られる。

日本書紀によると、推古天皇の即位19年の年(西暦611年)に、宮中行事として薬狩りをうだの(現在の宇陀市大宇陀地域)で行ったと記録されている。これは、日本最古の薬草採取(薬猟・くすりがり)の記録といわれており、宇陀の地が王権の猟場であったことを示している。
宇陀市と薬草との関係は現代まで受け継がれ、ロート製薬、ツムラ(旧津村順天堂)、アステラス製薬(旧藤沢薬品)など、日本を代表する製薬企業の創設者が何人も輩出されているそうだ。
宇陀松山地区には、現存する日本最古の私設薬草園「森野旧薬園」や、薬問屋であった細川家跡の「薬の館」も存在する。
また、豊かな自然に囲まれた山里が薬草を育む恵まれた環境があり、現在でも「大和当帰(ヤマトトウキ)」をはじめとした薬草の栽培・活用が進んでいる。

宇陀市内での薬草栽培・加工・研究・普及を推進する団体「宇陀市薬草協議会」もあり、生産者、宇陀市、県の農林振興事務所が連携し、栽培・収穫、種苗供給、乾燥・調製作業を効率的な運営体制で実現している。さらに、宇陀産薬草の栽培支援や品質管理、商品開発のサポートを通じて、地域資源を活かした産業振興や健康づくりに寄与し、薬草文化の継承にも貢献している。
宇陀市は“薬草のまち”として、薬草体験や健康をテーマにした観光施策、農業・地域資源を活かしたまちづくりに力を入れており、薬草文化の次世代への継承に注力している。
頂マーラータン・おうちでマーラータンについて

頂マーラータン・おうちでマーラータンは、「頂マーラータン」をはじめとした、総合食流通・販売事業を行っている。消費者に直接商品を届けるB2C事業として、冷凍マーラータンのD2Cブランド「おうちでマーラータン」を運営するほか、小売業・温浴施設や宿泊施設への卸を通じたB2B事業を展開している。

また、日本式・和製マーラータン発祥店である頂マーラータン新大久保本店を起点とし、地産地消をテーマに地域資源と連携した直営店舗の展開、フランチャイズ展開を進めることで、独自の店舗モデルを構築している。
