造幣局が手がける貴金属製品品位証明業務

貴金属製品品位証明の打刻作業
造幣局は、500円貨幣などを製造するほか、品位証明業務も手がけている。公的な第三者として、貴金属製品の製造または販売をしている事業者からの依頼に応じて、製品の品位試験を行い、合格した製品に品位証明記号(通称「ホールマーク」)を打刻している。
「品位」とは、製品に含まれる貴金属の純度を意味しており、製品に含まれる貴金属の純度を分析し、事業者が申し出た純度を満たすものであるかを確認するのが「品位試験」だ。
ホールマーク入りの貴金属製品を購入するメリット
ホールマーク入りの貴金属製品を購入するということには、「安心できる(消費者保護)」と「資産価値がわかりやすい(取引の安定)」という、大きく2つのメリットがある。

品位証明記号(通称ホールマーク)
ホールマークが表示された貴金属製品については、国から認められた機関である造幣局が、貴金属の種類に応じてJISで定められた分析を行い、品位(純度)を証明しているので安心して購入することができる。
ホールマークがあれば、品位(純度)が千分率で表示されているので、資産価値が一目瞭然。もしも、品位のわからない貴金属製品を売却する場合には、貴金属の含有量を少なく査定され、「思ったより高く売れなかった。」という事態にならずに済む。
造幣局の貴金属製品品位証明業務をより詳しく知りたい人は、造幣局のホームページをチェックしてみて。
「交流フェスタ2025」でホールマークについて学び、貴金属購入の際に役立ててみては。
交流フェスタ2025公式サイト:https://kurashifesta-tokyo.org/2025/festa/index.html
造幣局 貴金属製品品位証明業務:https://www.mint.go.jp/operations/exam/certification_mark/operations_certification-01.html
(山本えり)
