
飯能市立博物館では、10月12日(日)~12月7日(日)の期間、特別展示室・展示ホールにて、特別展「レアなおふだ 古くて珍しいおふだ、たくさん見せます」を開催している。また、担当学芸員による展示解説や関連講座も実施する。
開催背景
日本人は、神仏に助けてもらう、守ってもらうために“おふだ”を求めてきた。それは1年経つと新しいものと交換するため、古いものは本来残らないが、意外と旧家の土蔵などでまとまって見られることがあるそう。
飯能市立博物館では、その歴史・文化資料としての価値を見出し、これまでに約4,000点のおふだを収集。そのおふだについて、これまでに収蔵資料目録を発行し、収蔵品展でも紹介してきたが、展示図録の発行を求める声が多く聞かれたため、今回改めて特別展として開催することとした。
展示内容

同展では、古くて今では見られないような、珍しいおふだ「レアなおふだ」を厳選。例えば、社寺ごとに個性的な姿が興味深いオオカミのおふだ、複数のルーツとイメージが混ざり合うカオスな蚕神のおふだなどがそれにあたる。
展示を通じ、神仏に対する日本人の想像力の豊かさ、そこに見え隠れする日本人の心性を、おふだから実感してもらいたいと考えている。
