「えっ…?私だけ?」ママ友はエステプランを契約していなかった|新興住宅地で見栄を張りすぎた話

「えっ…?私だけ?」ママ友はエステプランを契約していなかった|新興住宅地で見栄を張りすぎた話

エステサロンからの帰り道、ハルミは小山さんに自分が高額なプランを申し込んだことを打ち明けました。すると、小山さんは「私は付き合いであと1回行くだけで、たぶん次が最後になると思う」と話しました。ハルミは小山さんも同じようにプランに申し込んでいると思っていたため、驚きました。

©otosakamimiko

©otosakamimiko

ハルミは小山さんに、全身痩身エステプランに申し込んだことを伝えました。すると、小山さんは、自分は付き合いで、もう一度エステに行く予約をしたと話してくれました。

©otosakamimiko

ハルミは家計が苦しいにもかかわらず、小山さんに見栄を張ろうとして、高額なプランに申し込んでしまいました。しかし、小山さんは「付き合いであと1回だけ行くけれど、今後は通い続けるつもりはない」と教えてくれました。

さらに、小山さんは高額なプランをあっさり申し込んだハルミを見て、「きっとご主人の収入が多いのだろう」と思い込み、羨ましいとまで言ってくれました。

手放して気づいた本当に大切なもの

©otosakamimiko

この漫画の主人公・三重崎ハルミは、大手企業に勤めるエリートサラリーマンの夫と、元気な息子と暮らす専業主婦。三重崎一家は、静かで整った新興住宅街に、念願のマイホームを手に入れました。穏やかな日々が続くかと思いきや、たった数年で家を手放すことになるのです。

引っ越し先で出会ったママ友たちは、ハイブランドの服や持ち物に身を包み、気さくで親切な人ばかり。けれどハルミは、どこか居心地の悪さを感じ始めます。自分とは違う「豊かな暮らしぶり」に引け目を感じ、次第に劣等感を抱くようになっていったのです。

やがてハルミは、「負けたくない」という気持ちから、ブランド品のバッグや食器を次々と購入。ママ友より少し高い物を選ぶことで、安心感や優越感を得ていました。さらに、子どもの習い事や小学校受験までも、周囲の流れに合わせて見栄で決めてしまいます。気づけば、今月の支払いを翌月の給料でまかなうようになり、200万円あった貯金も30万円まで減ってしまっていました。

そんな折、夫の会社に残業規制がかかり、手取り収入がダウン。毎月の固定費がまかないきれず、ついにはマイホームを手放す決断を下すことになります。

お金の問題だけでなく、どこかで「自分を見失っていたこと」がいちばんの原因だったのかもしれません。他人と比べすぎず、自分たちのペースで暮らす大切さを思い出させてくれる作品です。

記事作成: kotti_0901

(配信元: ママリ

配信元: ママリ

提供元

プロフィール画像

ママリ

ママリは、妊活・妊娠・出産・育児など、変化する家族のライフステージに寄り添う情報サイトです。