古い価値観を引きずっているアラサー婚活女子が、合理主義な理系男子との恋を通じて価値観をアップデートしていくラブコメ作品「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」。現在9巻まで発売されている同作について、作者のコニシ ナツコさんに制作秘話などを聞いた。

■作者のコニシ ナツコさんインタビュー
「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」の作者、コニシ ナツコさんに話を聞いた。
――9巻までの中で、1番読者から反響があった巻、またはエピソードはありますか?
やはり1番反響を感じたのは1巻です。初デートで「1円単位でワリカン」を求めるこうきと、ドン引きするアイコのシーンから始まったので、SNSでは賛否を巻き起こしました。奢り奢られ問題は何度でも論じられるネタなんですね…。同じ1巻の中で、非効率的だからという理由で駅まで迎えに行かないこうきと、迎えにきてほしいアイコがぶつかるシーンがあるのですが、このシーンも反応が多かったように思います。女性でも「こうき側の意見がわかる」という読者さんがいたり、楽しく感想を読ませていただきました。


――9巻までの登場人物の中で、コニシさんが最も印象に残っているキャラ、もしくは最も描いていて楽しかったキャラは誰ですか?
完全に脇役ですが、こうきのお友達の久保くんと高畑くん、それからアイコの会社の後輩でこうきに恋をする怜砂(れいさ)ちゃんは描いていてとても楽しいです。スピンオフを描きたいくらいです(笑)。3人ともクセ強なので、自分の中でキャラクターがはっきりしていて描きやすいのかもしれません。実は久保くんと高畑くんはある芸人さんがモデルだったりするので、当ててみてください。


――執筆にあたり、絶対これがないと仕事ができない!という七つ道具的なものはありますか?
iPad1台で描いているので、iPadをいかに快適に使うかというのを日々工夫しています。ケースを買い替えてみたりApple Pencilのペン先を替えてみたり、iPadの持ち歩きにぴったりなリュックを探したり。カフェなど外で執筆するのが好きなので、私の座高に合うテーブルと椅子のある近所のカフェ探しも重要です(笑)。
「こんな男絶対嫌!」と思っていたアイコが、固定観念を覆してくる年下の彼の言動に惹かれ、価値観が変わっていくさまから目が離せなくなる本作。婚活や結婚の参考になる描写も多いので、結婚を考えている人もぜひ読んでみて!
取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)
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