友人の批判のDMに我慢の限界が
そして、極めつけは牛乳のこと。るいは本当に牛乳が大好きで、朝食には欠かせない飲み物です。そのマグカップを持つるいの満面の笑みを投稿したら、すぐにまたDMが。
「ねえ、牛乳は牛のための母乳だよね?よく考えてみて、さやかちゃんは自分の母乳をほかの子に与えるのは嫌じゃない?そうだとしたら、るいくんが牛の飲み物を飲んでいるのも変なことだよ」
このメッセージを読んだとき、さすがに「もうやめて!」って叫びたくなった。
私が選ぶものは全て否定。るいの喜びの瞬間に、必ず聡子の批判がセットでついてくる。聡子の理屈は、ある意味で筋が通っているように聞こえる瞬間もあるからこそ、私の心は乱された。
「もしかして、私が間違っているのかな?るいのためを思ってしていることが、実はるいのためじゃないのかな?」
自信が完全に失われてしまって、SNSに投稿するのも怖くなってしまいました。旧友だからこそ失いたくないし、強く言い返すのも気が引けて、限界を超えて我慢してしまったのかもしれません。
あとがき: 愛情と不安のあいだで
聡子さんのDMは、るい君の「健康と成長」という最もデリケートな部分を標的にします。特に「毒」「死骸」といったショッキングな言葉は、さやかさんが愛情を込めた育児を一瞬で汚いものに変えてしまいます。聡子さんの「理屈」が完全に間違いではない部分があるため、さやかさんの心は深く乱されます。友達だからこそ強く反論できない優しさが、結果的に彼女自身を苦しめ、SNSでの発信、つまりるい君の成長記録を残す喜びさえも奪ってしまう状況に、胸が締め付けられます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

