朝まで鳴りやまないメッセージの通知。「しんどい…」居心地よかった彼とのやりとりがストレスに

朝まで鳴りやまないメッセージの通知。「しんどい…」居心地よかった彼とのやりとりがストレスに

私が30代中盤のころ。仕事にも慣れ、自分のペースや生活リズムを大切にしたいと思っていたタイミングでもあり、将来を見据えた恋愛をしたいと思っていました。そのとき、出会ったのは夜勤のある工場で働いていた少し年上の彼。やさしい言葉をかけて引っ張ってくれるタイプの人で、「年上だし頼もしくて安心できそう」と期待していました。しかし……。

安心感を抱いていた

最初のうちは、夜勤明けや休憩中であろう時間に彼から届くメッセージがうれしくて、生活サイクルが違っていてもやり取りを通じてつながっている感覚が心地よかったです。「おつかれさま」「今日も頑張ってね」そんな短いやりとりが、私の日常に小さな癒やしをくれていました。


彼から届くメッセージは長文でなくても、そこに込められた思いやりが伝わってきて、まるで見えない糸で結ばれているように感じられました。仕事で疲れて帰宅したときに通知が光るだけで、自然と笑顔になれたのを覚えています。


その積み重ねが「この人となら安心して付き合っていけるかもしれない」という期待につながり、私は彼との未来を少しずつ思い描くようになっていきました。

やさしさが「重さ」に変わった瞬間

親しくなるにつれてそのやさしさは次第に「重さ」に変わっていきました。 私が「明日早いから寝るね」と伝えても、「ちょっとだけ話そうよ」「今寂しいんだ」というメッセージが続き、画像や動画、長文の語りが送られてくるように。


無視すれば「なんで返信くれないの?」「俺、何かした?」と、責められるようなメッセージが。


気づけば時刻は深夜2時、3時に。ひどいときには朝5時、6時まで通知が鳴り止まない日もありました。「本当に寝たい」と繰り返し伝えても、「そんなに冷たくしなくてもよくない?」「寝ればいいじゃん、俺は寝ないし」と、自分本位な返信ばかり。


次第に私の生活リズムは崩れていき、寝不足も相まってか、彼に対して強いストレスを感じるようになりました。


何よりつらかったのは、「私の明日」や「体調」を気づかう言葉が一切なかったこと。夜中や明け方まで付き合わないと「愛情が足りない」とジャッジされる空気に……。年上だからこその余裕を期待していた気持ちは、次第に崩れていきました。

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