
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『私の後悔展』を紹介する。作者のネコロスさんが、10月2日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5.8万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、『うしろの中野さん』で知られるネコロスさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■“私の後悔展”で男性が見たものは

ある展覧会に足を運んだ男性。その展覧会は“私の後悔展”というものだった。後悔展ではディスプレイ台にタイトルが書かれており、その上には人生の先輩方が座っているという斬新な展示スタイル。
例えば“仕事人生”というタイトルでは1人の男性が鎮座し、「仕事ばかりで家族との時間を大切にできなくてね」と語っている。また別の展示では、“夢捨て人”というタイトルで女性が後悔の念を打ち明けていた。そして向かった最終展示では…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「考えさせられる」「悔いのない人生を歩みたい」「心に響いた」「まさしく現代アート」など、多くのコメントが寄せられている。
[HEAD]作者・ネコロスさん「ポジティブな受け止められ方もされていたようで驚きました」[/HEAD]

――『私の後悔展』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
もともと「嫌な展覧会」のネタを考えていました。そこで「内面的なものを展示する」という着想を獲て、今回の作品に至ります。とはいえ、当初は登場人物もカップルでしたし、オチも全然違っていたものでした。
――本作は「後悔」をテーマにしていますが、ネコロスさん自身が後悔したことや、あのときこうしていたら…というエピソードはありますでしょうか?
たくさんありすぎて数え切れないのですが…親が元気なうちにもっと親孝行をしていれば良かったと思います。特に最近では、母親の得意料理のレシピは聞いておけばよかった…と思ってます。自分自身の人生を振り返ると、「もっとこの時に踏ん張っていたら」というものは沢山ありすぎて数え切れないですね。
――ネコロスさんの描く4コマはテンポが良く、ちょっとした合間に読める印象です。4コマを描くうえで意識している点や、時間をかけている箇所がありましたらお教えください。
セリフの収まり方や改行などは気を使います。どうしても長くなりがちなのですが、長いと読まれないと思いますので。あと、背景をごちゃごちゃ描かないようにもしてます(厳密には描くのが苦手なのですが…)。総じて、全体の情報量が多くならないようには気をつけてます。
――X(旧Twitter)の投稿には、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか。
正直、ネガティブなコメントが圧倒的に多いかなと思ってましたが、ポジティブな受け止められ方もされていたようで驚きました。「これってどう解釈したらいいの?」みたいな声も目にしましたが、正しい読み方って人それぞれと思ってますので、それも一つの感想だと思います。作者が「これはこんなテーマで描いたんだよ」と言うのは好きではありませんので。
――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
多くが単発ものだったので、シリーズものとしての4コマ作品を作ってみたいです。あと、自分の作ったキャラクターのオリジナルシールなど「手に取れる作品」にも挑戦してみたいですね。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも本当にありがとうございます。浮き沈みもそれなりにあり、投稿ペースも不規則になりがちですが…それでも、読んだ方が「少し元気になる」「日常の見方が少し変わる」ような作品を描いていきますので、今後ともよろしくお願いいたします!

