隣人のママ友がモンペ…?
モヤモヤがおさまらなかった私は、家に帰ってきたタケルにLINEのやり取りを見せた。タケルは黙ってスクロールして、頭を抱える。
「これは…ちょっと気にし過ぎだね。美里はなんて言ってたの?」
「美里は『桃子ちゃんが急に立ち止まって、みんなに迷惑かかるから引っ張っただけだよ』って。言い方が強かった点は注意したけど…」
「うーん、そうだね。光代さんは『自分の娘が一番正しい』っていうフィルターがかかっていそう。言い争うのは危険かもだね」
タケルの言葉に、私は深く納得した。モンペというほどではないにしても、自意識過剰と言うしかない状況に、私は頭を抱えるばかりだった。
あぁ、本当にどうしよう。隣人で子ども同士も同級生という中、簡単には逃げられないのに―――。
あとがき:登校班での小さな口論と「いじめの芽」
小学校入学は、子どもたちの世界が広がる喜びの一方で、親同士の関係に亀裂を生むターニングポイントとなりました。光代さんの「いじめの芽」という言葉は、小さなトラブルを極端に捉え、相手を追い詰める彼女の育児哲学を象徴しています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

