元「中の人」!? 大臣の「ガチオタ」すぎる経歴
小野田大臣のオタクとしてのアイデンティティは、これまでの経歴からも明らかです。
彼女は、マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟の一員であることに加え、表現規制への反対活動にも熱心に取り組んできました。特に2017年に発生した事件では、漫画の表現が規制される可能性を懸念し、警察に直接問い合わせて結果を公表するなど、二次元文化を守る最前線で活動し、表現の自由に対する強い姿勢を示してきたことで知られています。
さらに驚きなのが、政治家になる前のキャリアです。拓殖大学卒業後、彼女はなんとゲーム・CD制作会社に勤務。広報などを担当し、コンテンツ業界の「中の人」として働いていた経験を持つ、正真正銘の“ガチオタ”。
私生活においても独身主義者を公言しており、2023年末に子宮全摘手術を公表した際も、「結婚の予定はない」「二次元以外に興味がない」といった旨の発言をしていることからも、ブレない信念がうかがえます。
炎上リスクを回避した「神対応」
もちろん、彼女の政治的なスタンスに対しては批判的な意見も存在し、「だいぶ嫌われている人間」という自虐の背景にもなっています。しかし、今回の騒動で圧倒的多数を占めたのは、「政治的な立場は関係なく、この発言だけは共感できる」という声でした。
彼女の発言は、政治家としての立場とオタクとしての趣味・好みを、あえて公の場で切り離すという難しい課題に、ひとつの「神対応」という答えを出したと言えるでしょう。
「推し」への深いリスペクトを見せ、炎上リスクを回避した小野田大臣。今後も「オタクの鑑」として、どのような動向を見せてくれるのか、引き続き注目が集まります。
(LASISA編集部)

