10月26日(日)より放送スタートするドラマ「仮面の忍者 赤影」(毎週日曜深夜0:10-0:40、テレビ朝日※関東ローカル)。同作の取材会が10月20日に行われ、赤影役の佐藤大樹(EXILE／FANTASTICS)、青影役の木村慧人(FANTASTICS)、白影役の加藤諒、EXILE TAKAHIROが出席。同会見にて、織田信長役をEXILE TAKAHIROが演じることが解禁された。
■令和のヒーロー時代劇が誕生
同作は、「シン・時代劇」として話題となった「君とゆきて咲く～新選組青春録～」(2024年4月～9月)に続き、テレビ朝日と東映が再びタッグを組んで送る新たなヒーロー時代劇。
「仮面の忍者 赤影」は、「鉄人28号」「三国志」「魔法使いサリー」などで知られる横山光輝が1966年から1967年にかけて「週刊少年サンデー」(小学館)で連載した人気忍者漫画。赤影と呼ばれる飛騨の忍者が、青影ら仲間と共に奇想天外な忍術を用いて怪獣や悪の忍者集団と激闘を繰り広げる物語だ。
この原作を実写化し、1967年から1年にわたって放送された特撮時代劇は、「忍術バトル」「怪獣・UFO」など、かつてない大胆な映像の連続で昭和の子供たちをクギ付けにした。この“なんでもありのファンタジー時代劇”は、「スーパー戦隊」をはじめとした現在の特撮ヒーローシリーズの元祖とも言われる。
原作発表から約60年。今回、令和の“ヒーロー時代劇”として新たに生まれ変わる「仮面の忍者 赤影」で、日本映画界の巨匠・三池崇史監督とJ-POPパフォーマー・佐藤のコラボレーションが実現する。
■「確認すればするほど話しそうになる(笑)」
冒頭、「いよいよ始まる『仮面の忍者 赤影』。このドラマの魅力をたっぷり伝えられるように、今日は短い間ですが、たくさん答えていきたいと思います」と座長・佐藤があいさつをすると、「最後まで演じる青影の魅力をたくさん伝えていきますので、どうぞよろしくお願いします」(木村)、「撮影自体はもう結構長いことやらせていただいていて、やっと放送されるということで僕もすごい楽しみにしています。ぜひ面白いドラマだと伝えていっていただけたらうれしいです」(加藤)と、それぞれがアピールする。
そして、ようやく解禁となったTAKAHIROは「まだ明かしてはいけない内容もたくさんあるということで、それを話さないようにだけ…。さっき確認しましたけど、確認すればするほど話しそうになるので、気をつけてまいりたいと思います(笑)」と言い、会場の笑いを誘った。
■「僕もガマとして乗るの初めてだったので」と冗談で盛り上げる
MCより、同日に行われたバスイベントに触れられると、「平日のお昼の時間帯にも関わらず、本当にたくさんのファンの方が駆けつけてくださって。赤影のグッズとか、僕たちの応援メッセージみたいなものを掲げてくださる方とか、あと海外の方が観光でいらしていて、みんな『忍者、忍者！』と言ってくれて、写真を撮ってくれて。皆さんのおかげでより赤影というものが世間に拡散されたんじゃないかなと。すごく楽しいイベントでした」と振り返った佐藤。
木村も「僕ら三影と、他にガマも来てくれたんですけど、ガマがいるおかげで立ち止まってくれる海外の方とかもたくさんいらっしゃったので、これからどんどん世界に広がっていくんじゃないかなって、より強く思えたバスイベントになりました」と、最初の敵となる怪獣・千年蟇(せんねんがま)と共に渋谷を周遊した思い出を語った。
さらに、加藤が「普段遊びに行っている渋谷を、何周も何周も同じところを回ったので、不思議な感じでしたよね」と続けると、TAKAHIROが「僕もガマとして乗るの初めてだったので…」と即座に冗談で乗り会場を盛り上げ、テンポの良いやり取りを見せた。
■撮影所でのトレーニング事情を明かす「高倉さんのポスターに見守られながら…」
実は今回、映画「3人の信長」(2019年)に続く二度目の信長を演じることとなったTAKAHIRO。「6年ぶりにこうしてまた演じさせていただくことになりました」と強い縁を感じている様子を見せつつ、「大樹が座長を務めるということで、話を聞いていてすごく楽しみではあったんですけど、まさか織田信長として僕にオファーが来るとは思ってもいなくて。今回三池監督ともご一緒できるということですごくそれは楽しみで、出演者の皆さんとも和気あいあいと過ごさせていただいております」と思いを明かした。
そんなTAKAHIROに関して、撮影が行われている京都・東映撮影所にある“高倉健さんが寄贈したジム”を使い倒しているというタレコミが入ると、「楽屋にいる時間よりも長いです(笑)」とはにかむ。
「撮影が始まる前に少し早く入ってトレーニングをさせていただいたりとか、空き時間ができたらジムに速攻走っていったりとか。終わってからもトレーニングをして帰ったりとかもしますし、出演者の方々の誰よりも使わせていただいてるなと思っています。高倉さんのポスターに見守られながらトレーニングをしています」と気合の入りようを見せた。
■佐藤が「大好き！」と伝えるもTAKAHIROからクレームが
対する佐藤は、先輩・TAKAHIROへの思いを「もう大好きなんです！」と熱く告白する。「TAKAHIROさんがいるだけで笑いが絶えないですし、太陽みたいな存在の方」と話し、「僕が初めてゴールデンのドラマに出させていただいたのがTAKAHIROさんの主演作だったのですが、当時は付いていくのがやっとで、クランクアップの日に思わず泣いてしまったんです。改めて10年ほど経ちご一緒させてもらえるのは、本当にうれしいです」と感慨深い様子を見せる。
しかし、TAKAHIROは、「その割には話しかけてくれないよね？ ご飯にも行きましたけど、僕から誘いましたし…(笑)」と座長へクレームを。その後「そういうところも踏まえて、頼もしい座長です！」とフォローも欠かさない余裕を見せ、事務所の先輩・後輩の絆を感じさせた。
■「過去作をリスペクトしながらももっと赤影の人間味を出せれば」
記者質問の時間には、「過去作を見て参考にした部分は？」という質問が投げかけられると、佐藤は「過去作には仮面を取るシーンはなかったのですが、今回はあるのでその使い分けは意識しました。また、今回の赤影は人見知りで、心の声で表現する場面も多いので、リスペクトしながらももっと赤影の人間味を出せれば」と回答する。
また、TAKAHIROから見た三影の印象を問われると、「僕は、影たちとはどこか心でつながっているようなところがあるので、一緒のシーンが少ないんですよね。だから、撮影日も同じ日があまりなくて」と前置きしつつ「もちろん台本は読んでるんですけど、どういうキャラになったんだろう？と思いながら完成した第1話を見たら、本当に思った以上に面白い作品になってるなっていうのと。絵作りもそうなんですけど、キャラ設定といいますか、登場してすぐに、『あ、赤影はこういうキャラなんだ』とかがすごく分かりやすい」と印象を語る。
さらに、「作中では口数が少ない赤影とよく喋る青影なんだけど、プライベートとのギャップがあって面白いんです。普段は大樹がよくしゃべって、それを黙って聞いている慧人がいてといった感じなので」と笑顔を見せる。また「諒くんは諒くんだなあと思いながら…」と続けると、加藤は監督から「撮影中に『ちょっと加藤さん出ちゃってるんで』と言われていました(笑)」と明かし、会場の笑いを誘っていた。
■それぞれが見どころをアピール
最後に見どころを聞かれると、佐藤は「当時、『赤影』を見られていた世代の方も、若い世代の方も楽しめる作品になっていると思っています。キャラの個性が強く、毎話、予想ができない展開も待っていますので、飽きさせません。日本の皆さんのみならず、海外の皆さんにもこの『赤影』を届けられるように、魂を込めています！」と回答。
続く木村は「忍者ならではのアクションシーンや、会話劇に注目していただけるとうれしいです。学校や会社で話題にしてくださるような、皆さんの記憶に残るドラマにしていきたいです」と、加藤は「アクションシーンなど、みんなが泥まみれになりながら頑張りました。元気がもらえる作品だと思いますので、日曜日に見て、また月曜日から頑張ろうと思っていただけたら」と、TAKAHIROが「このご時世に、地上波で時代劇ができるというのは本当にありがたいことだと思っています。スタッフの皆さんと一丸となって作っている“覇気”をお届けできるようにしていきたいです。ぜひご家族で楽しんでください」と魅力を伝え、会を締めくくった。
