「誠意が見えない」田原氏のSNS謝罪は火に油
問題の放送から4日後の10月23日、田原氏は自身のXアカウントを通じて謝罪文を公開しました。しかし、この「Xでの謝罪」に対する世間の反応は極めて冷ややかで、数百件のコメントのうち9割以上が批判的なトーンで占められました。
批判殺到「遅い、場所が違う、過去と同じ」
特に多数を占めた批判的な意見は、謝罪のタイミングと形式を問うものでした。「謝罪が遅いし、Xだけというのは誠意がない」「なぜ高市氏に直接謝罪しないのか」「番組内で謝罪せず、ネットの片隅で済ませようとした」といった声が多く見られました。ある批判的な投稿は9000件以上のいいねを集めるなど、批判投稿が圧倒的多数を占めています。
また、「高齢で判断力が低下しているのでは?」という擁護論に対しては、「どうせ野党応援の意図が透ける。謝罪はポーズに過ぎない」と、謝罪の動機そのものを疑う厳しい意見も目立ちました。さらに、過去にも公明党や中国ハーフに関する発言で物議を醸した経緯から、「過去の謝罪も薄かった。同じ過ちの繰り返しではないか」と、氏の言論人としての姿勢そのものを問う指摘もありました。
一方、「91歳の失言は仕方ない」「謝罪しただけでもマシ」といった擁護や中立的な意見も一部に存在しましたが、田原氏の謝罪は「不十分なパフォーマンス」として受け止められ、世論の趨勢を変えるには至りませんでした。

