
毎週土曜夜10時から放送の「オードリー春日の知らない街で自腹せんべろ」(BSテレ東)通称じばせん。超節約を貫くオードリー・春日俊彰が自腹で最高の一杯を楽しむドキュメンタリー番組だ。シーズン2第3回目となる10月18日の放送では、東急多摩川線「武蔵新田駅」周辺で憧れのロケができると大興奮する春日が見られた。
■シブパクな理髪店で町情報を入手する春日
武蔵新田駅より、いつも通りゆったりとした足取りでカメラに向かってくる春日。今回も「さぁさぁさぁ、始まりましたね」「じばせんのお時間でございますけど」とお馴染みのフレーズでぬるっと登場すると、「いきましょうか」の合図とともにあてもなく散策をスタートした。
歩き始めて間もなく、早くも目ぼしいお店を見つける春日。外の看板でメニューと金額をチェックし、1軒目の顔出し確認をしていく。続く2軒目はオープン前で、店のなかには入れない。ただ期待できる店だったため、オープン前とはいえ「安」なお店にはツバつけておこう…と覚えておくことに。
さらに進んだところに、シブパク(渋くてインパクト大)な理髪店を発見。店探しは一旦わきに置いて同店に顔を出すことにした春日は、武蔵新田の街についておかみさんに聞き込みをする。なんでも武蔵新田には神社が多く、理髪店からすぐの場所にも「新田神社」があるという情報を入手。おかみさんによればよくテレビ番組が「ロケーションに来てますね」とのことだが、そこで引っかかったのかスタッフが「お母さん“ロケーション”って言うんですね。それ、春日さんしか言わない…」とツッコむとおかみさんは照れ臭そうな笑顔を見せる。
貴重な情報を手に入れた春日たちは、理髪店を後にしてさっそく新田神社へ。神社の看板に書かれている由来や歴史を読むと、新田神社はあの平賀源内が“元祖”破魔矢を奉製した「破魔矢発祥の地」なのだという。境内には“石でできた卓球台”もあるのが見え、興味をそそられた春日は新田神社へアポを取りに向かう。
取材OKどころか、宮司さんが詳しく話を聞かせてくれるというフレンドリーな新田神社。神社の歴史や破魔矢発祥の地となったきっかけ、「多摩川アートラインプロジェクト」で浅葉克己氏によって石の卓球台が寄贈された経緯についても解説してくれる。ちなみにせっかくなので春日も宮司さんと卓球勝負をしてみたのだが、結果は宮司さんの圧勝。「石の感じが…」「なんか跳ね方が違いますよね」と言い訳をしつつも、球が石に跳ね返る音が気持ちいいと新感覚の卓球台にうなった。
もちろんここでもしっかりと町情報を聞くことを忘れない春日。近くに「北嶋屋」と言う酒屋さんがあり、試飲も可能という情報を手にいれる。試飲という言葉を聞いた春日は「(吉田)類先生に近づけるなぁ」と期待を隠せないようすのまま、神社をあとにした。
■憧れの試飲で大興奮
目的の「五代目北嶋屋」を見つけた春日は、“類先生とか来られてそう”とつぶやきながら一旦顔出し確認。同店は造りこそ酒屋ではないものの、オリジナルの酒も提供している酒屋だ。店の奥には目立つ巨大なタンクが並んでおり、そこにはそれぞれ「純米吟醸生原酒新田浪漫」と「特別大吟醸生原酒五代目」の文字が躍っている。店主から「お味見なんかも」と言われた春日は「こちらこそもしよければ」と顔を綻ばせ、喜びを隠さない。
2種の酒を無料で飲み比べできた春日は、「日本酒はあんまり嗜むことがないけども、そんなコイツ(春日)でも旨さがわかるね」とコメント。そして気になっていた「吉田類先生は来られたことがありますか?」という質問を店主に投げかけると、「お越しいただきました」「ほとんどすべての商品をちょっとずつ試飲して…」と期待通りの返答が。春日は感無量の表情で「先生は春日のはるか上を走ってらっしゃる」と、尊敬の言葉を述べるのだった。
その逸話に続けとばかり、合計6種類ものお酒を試飲した春日。すでにロケ開始から2時間経過しており、スタッフから時間を告げられる。「北嶋屋」をあとにして、散策を再開する春日。
「やきとり倶楽部 武蔵新田店」や「いかり屋」に顔出し確認をし、オープン前でツバをつけておいた「大衆割烹 白鶴 駅前店」に顔出し確認する。そして丹念な調査を終え、ついにじばせん店を選ぶ。
今回の春日が選んだのは「大衆割烹 白鶴 駅前店」だ。19時まで限定の飲み物が200円というサービスをおこなっている店で、食事のラインナップも豊富。春日は200円のハイボールと、550円の「ネギだく塩ホルモン炒」を注文する。
ハイボールとお通し(240円)の温泉卵が到着したところで、「ではでは、今宵もいきましょうか」と乾杯した。少し飲み進めたところで、早くも「ネギだく塩ホルモン炒」が到着。そのボリュームに驚きつつひと口いただくと、白米が進みそうな味付けに感動しきりだ。
さらにお通しの温玉を割ってホルモンをダンク。まろやかな黄身が絡まったホルモンに、「想像以上に美味い」と感動の表情を浮かべる。これでもかと言うほど「旨い!」を連呼し、「1杯で済ますにはもったいない」と堪能しつくした。
■やり残したことがある…と店を出て目的地へ向かう春日
外に出て「いや最高だったね」と今回のじばせんでも満足した様子を見せた春日。良い店に出会えただけでなく、神社や試飲ができる酒店も含めて「武蔵新田もなんか、楽しい街だったね!」とホクホク顔を見せる。
なお番組ラストではお決まりのフレーズの“まだまだ探りたい”が飛び出すかと思いきや、今回は「やり残したことがあって」新田神社へ戻る春日。新田神社では卓球を楽しんで貴重な情報をいただいたにも関わらず、お賽銭を入れていないことに気がついたらしい。今回の会計990円のお釣り…10円を奉納してから帰るべく、新田神社へと消えていった。
傍若無人に見えて、気遣うべきところには気を払う。こうした義理堅さが、「私ですけど」とボケる春日が世間から愛され続ける理由かもしれない。次回10月25日(土)夜10時からの放送では、川崎市・東急田園都市線「二子新地駅」周辺を散策する。

