まとめ

乳がんの部分切除術は、適応となる早期乳がんに対して乳房を残しながら治癒を目指せる手術法です。扇状部分切除術や円状部分切除術といった術式があり、近年は円状切除が主流となりつつあります。ただし、部分切除が選択されるかどうかは、腫瘍の大きさや個数、広がり、患者さんの状況、本人の希望などを総合して判断されます。主治医とよく相談し、自分にとって納得のいく治療法を選択してください。
関連する病気
乳がんと似た症状を示す、または同時に発生する可能性のある病気には以下のようなものがあります。
乳腺線維腺腫
乳腺症
乳腺炎
乳腺嚢胞
脂肪腫
関連する症状
乳がんに関連する症状は以下のような症状が挙げられます。これらの変化を正しく把握することが鑑別に役立ちます。
乳房のしこり
乳頭からの異常な分泌物
乳房の形状や大きさの変化
乳房の痛みや違和感
腋窩や鎖骨上のリンパ節の腫脹
参考文献
患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023年版:Q18乳房に対する標準的な手術の方法は何ですか
患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023年版:Q24手術後の乳房がどうなるか不安です。どうしたらよいでしょうか
患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023年版:Q34乳房手術後の放射線療法は何のために行うのでしょうか
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