「条件付きで」交際を申し込まれた
次のデート場所は、清澄白河の美術館でした。美術館を出て街を散歩しながら、結婚も視野に入れて付き合いたいと言われます。しかし、条件付きでした。「結婚したら、清澄白河か門前仲町あたりのタワマンを購入したいんだけどどうかな? 美香さんの職場の新橋にも通いやすいよ。ローン審査は通るとは思うけど、ペアローンのほうがいい物件買えると思うんだ」
美香さんは告白を断ることにしました。
誠さんのいう“対等な関係”とは、結婚・出産後も働き、ペアローンで家を購入して一緒にローンを返していくことのようでした。「男女平等って難しい。対等にこだわるより、支え合う関係が築けるほうがいいなと今は思っています」
この出会いから学び、美香さんがよいお相手と出会えることを願っています。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<文/菊乃>
【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

