
コミックの映像化やドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、現在、COMIC OGYAAA!!に連載中の、笑いの神に愛されたオタク・いかゴリラの、陽気で愉快な日常の物語『いかゴリラのどえらい! 元気が出るマンガ』をピックアップ。
作者のいかゴリラさんが9月6日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、3.8万以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者のいかゴリラさんへのインタビューを中心に、こだわりや創作の裏側を語っていただいた。
■玄関先にツバメがやって来た日

ある日、家の玄関先にツバメが巣を作る。小さな巣はやがてヒナの重みに耐えきれず落下してしまうが、幸いヒナたちは無事であった。親鳥は激しく威嚇し、見守る主人公は巣の補修や設置を試みることになる。
巣の中で育つヒナの成長をのぞき見る中で、親鳥の世話の様子や巣立ちの瞬間が描かれる。主人公は不審者のように自転車カバーをかぶって観察したり、段ボールを加工して巣を支える方法を試みたりと、奮闘を続ける。
やがて友人の助言を得て巣を設置し直し、親鳥も再び世話を始める。数日後、ヒナたちは巣立ちを迎え、巣は静かになる。近隣住民とのやりとりや、隣家の庭で最後のヒナを追いかける一幕も交えつつ、物語は「小さな命を守るために奔走した記録」として進んでいく。
物語を読んだ人からは、「巣作り初心者に理不尽にキレられてるの面白すぎてwwww」「巣作り下手な奴はめっちゃ下手」「想像したら完全に不審者で草」「ツバメの代わりに感謝します」「優しいいかゴリラさんとご家族にいいことがたくさん起こりますように」「ツバメのパワーすごい」など、反響の声が寄せられている。
■ツバメは幸福を運んでくると言われている

――初めて自宅にツバメが巣を作ったとき、率直にどんな気持ちでしたか?
「やった!ついにウチにも⁈」と思ったのを覚えています。会った人みんなに自慢しました。ツバメは幸福を運んでくると言われているそうで、それを聞いて、なおさら嬉しくなりました。
――ダンボールで巣を再現するシーンはユーモラスでしたが、実際にやってみて一番大変だったことは何でしたか?
壁に確実に箱を接着しなければいけないので、ガムテープを相当な量使いました。黒いビニール手袋をはめて作業したのですが、素手と違ってガムテープがベタベタ貼り付いてきて収拾がつかなくなり、手袋をかなぐり捨てました。
――親鳥に威嚇されるシーンは迫力がありますが、あの緊迫感はどのように演出されたのでしょうか?
意思の疎通ができたらいいんですが、こちらは守るつもりでも、親鳥からしたらヤバい巨人にしか見えないんだろうなあ…と想像しながら描きました。
――「歩くの!?」と驚く場面など、テンポの良いツッコミ的セリフが印象的ですが、こうした台詞回しの工夫についてお聞かせください。
実際、目まぐるしく短時間にいろんなことが起きたので、自然とあのようなテンポの漫画になりました。「歩くの⁈」は当時、本心から出たシンプルな驚きで、本当にそのまま描きました(笑)
――「身近な日常の出来事」がテーマになっていますが、日常をドラマ化するうえでのポイントを教えてください。
シャレにならない出来事でも、どうにかセリフや表情で笑いに変えられたらいいなと思いながら描いています。アンラッキーなことが起きても、心のどこかで「漫画に昇華できるかもしれない…」と思っていたりします。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
いつもありがとうございます。漫画に寄せられるコメントを読むのがいちばんの楽しみで、ついニヤニヤしながらチェックしてしまいます。落ち込んでいるときでも、面白いものを見るとつい笑ってしまう…そんな「不覚にも笑った」と言ってもらえる作品を描きたいと思っていますので、これからも応援していただけたら嬉しいです!

