育児を否定されて自信をなくす
わが子であるるいのことを一番に考えているのは私だ。るいの笑顔を見たいし、るいの健康を守りたい。夫・満と2人で話し合って、周りのママ友の意見も参考にしながら、一生懸命決めてきたことなのに。
「さやかちゃんは間違っている」
「るいくんにとって毒だ」
聡子の言葉が、私の自信を少しずつ削り取っていく。このまま聡子の言動に耐え続けて、るいの成長の記録をSNSに上げること自体をやめてしまうのはイヤだ。でも、衝突なくしてこの関係性を変えるのは、もはやもう無理なのかもしれない―――。
あとがき:「普通の育児」が脅かされるとき
この状況は、さやかさんの根底にある「るいの健康を守りたい」という親としての本能的な願望を攻撃し続けます。聡子さんの熱心なメッセージの裏には善意があるのは分かっているが、それが「押し付け」であることをさやかさんは感じながらも、優しい性格ゆえに拒否できません。るい君のために作ったご飯でさえ不安になるという描写は、さやかさんの自己肯定感が限界に来ていることを示しています。このままではSNSを止めてしまい、るい君の貴重な記録が途絶えてしまうという危機感が、解決への一歩を踏み出す動機となります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

