こっちは妊婦なのに…!加速していくモラハラ
それからユウイチの心無い言葉は増えていきました。妊娠後期に入って疲れやすくなった私が眠っている姿を見ると、彼は舌打ちをしました。
「ねえ、ふざけてんの?俺は働いてるのにだらけてばっかりだな」
私は慌てて体を起こそうとしましたが、ユウイチは私を見下ろしながら、さらに言葉を浴びせました。
「妊婦様だよな、たかが子どもが腹の中にいるくらいでさ」
ユウイチは、自分の自由が結婚と出産によって奪われると感じているようでした。そんな彼の言葉を聞くたびに、私の心は深く傷つき、精神は追い込まれます。泣きながら実家の母に電話をしたら母が駆け付けると言ってくれましたが、私は断りました。
「大丈夫。私はこれから母親になるんだから、こんなことで弱音を吐いちゃだめだと思ってる」
私はそう自分に言い聞かせることで、なんとか精神の均衡を保とうとしました。彼の言葉に耐えることが、「強い母親」になるための試練だと思い込むようにしていたのです―――。
あとがき:妊娠した妻への心無い言動
最初は優しかったのにモラハラ男に変貌…というのはしばしば聞く話ですが、実態はとてもひどいもののようです。わが子を妊娠している大事な妻に対してこんな横暴、許されるものではありませんよね。
ミユさんは耐え続けているようですが、夫の言動への違和感はどんどん大きくなっていることがわかるエピソードでした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: kgrddm
(配信元: ママリ)

