「『運命でした』みたいな顔つき」とは
第1次高市内閣で防衛大臣に就任した小泉進次郎氏。X(旧ツイッター)では、氏の真剣な表情を捉えたある画像に対し、1ユーザーの「『僕は生まれる前から防衛のために命を捧げる運命でした』みたいな顔つき」という表現が11万件以上の“いいね”を集めるバズフレーズとなり、共感を集めました。この画像は就任直後の2025年10月23日(木)、小泉氏が陸上自衛隊陸上総隊司令部を訪れ、隊員たちを直接激励した際の“決意に満ちた表情”を捉えたものです。
画像の中の小泉氏は、キリッと精悍(せいかん)な表情を浮かべながら遠くを見つめたもの。職責を胸に、どこか愁いを帯びた雰囲気をたたえています。氏の整った顔立ちも相まって、映画のポスターかのような印象さえ与える表情です。
この投稿に対してほかのユーザーたちからは「進次郎が目を細めるとだいたい『僕は生まれる前から〇〇に命を捧げる運命でした』みたいな顔になってとても良い」など熱烈な賛同の声が相次ぎました。小泉氏の人を引きつける個性とビジュアル的な魅力が、国防という舞台で大勢の耳目を集めた形です。
SNS上の反応は全体として温かいムードに包まれており、「ホントにこの人いい人なんだろうなって思う」「なんか憎めないっていうか、良いやつなんだろうなって印象」と、その人柄をストレートに評価するコメントが多数寄せられています。
一方で、彼の資質に対する冷静な分析も一部に見られるのが興味深い点。「上に立つ人間では決してないし中身ないけど……」と、指導力や政策論を不安視する声がありつつも、それが「一生懸命さがビジュアルから伝わる」という好印象を崩さないという、小泉氏特有の魅力が浮き彫りになっています。
また、「大臣たちは今まで経験したことない場所で急にトップに立たなきゃいけないんだから大変だな」とその重責に思いをはせながらも、小泉氏が「軍港・横須賀」の出身であるという地元環境を挙げ、「想像以上に軍事への造詣は深いのでは」と適任性を示唆する肯定的な見方も広がっています。
就任前は、かねて揶揄(やゆ)されてきた「小泉構文」への懸念から、氏が職責を担えるかとの疑念が支配的でしたが、こ防衛大臣就任直後からムードが劇的に反転し、期待度が急上昇しているもよう。その背景には、前述の通り地元を「防衛の街」と自ら語った説得力に加え、かつて批判された構文が、記者会見での「適切に判断したい」という一貫した受け答えによって“堅牢な防御力”として再評価されたことが挙げられます。
「居場所が変わるだけで(小泉構文が)神構文になるなんて」と驚きをもって評されており、彼の言葉が堅い国防のイメージと見事に結びついた格好です。
自衛隊員への配慮をアピールするSNSでの発信力も追い風となっており、「自衛隊員の待遇改善に期待」といった具体的な要望にまでつながっているSNS世論。「“セクシー環境大臣”から“食レポ農水大臣”を経て守り抜く防衛大臣へ……成長したよ!」と、キャリア全体を肯定的に捉える声も続出しています。
人柄と持ち前のタレント性が、国防という舞台でいかに“覚醒”し、国民の期待に応え続けることができるのか。その動向に注目が集まっています。
(LASISA編集部)

