
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、こまどひなさんの漫画「よわよわオオカミ」より「オオカミと売切カメさん」をご紹介。
作者であるこまどひなさんが7月11日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、4万件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではこまどひなさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
■オオカミがパン屋の前で涙を流した理由とは…
パン屋「ベーカリーくま」のくま店員が、ガラス越しに涙を流すオオカミの姿をみつける。オオカミは「カメさんメロンパン」が売り切れているのを見て、プルプルしながら涙を流していた。そんな姿を見たくま店員は…。
本作を投稿したX(旧Twitter)には「優しい」「良かったね」「世界みんなこれだといいのにな」「私まで嬉しくなっちゃう」などのコメントが寄せられている。
また可愛いキャラクターに関しても「絵がとても可愛くホッコリ」「無邪気なキャラクターが良い思いするのはほんとに心が癒される」「可愛い絵に仕事の疲れも吹っ飛びました」などのコメントも寄せられている。
■「自分でかわいいと納得できるまで調整」作者・こまどひなさんにキャラクター創作のこだわりをインタビュー

――「よわよわオオカミ」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
ギャップのあるキャラクターをつくろうと思ったのがきっかけです。狼は動物の中でも強いし、物語でも悪役だったりクールでかっこいいキャラクターが多いので、そこを逆にして、力も強くないし体もちまっとしている狼になりました。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
なんだかんだ良い事がある、という結末になるようにしました。パンが売り切れていてショックを受けるところから、思いがけず手に入れられて嬉しそうに帰るという感情の変化を大切に描きました!ポイントは、見てくださるだけでどこでもありがたいですが、わけありのカニパンがある事に気づいてくださった方がいて嬉しかったです!
――本作の中で特に気に入っているシーンがあれば、理由と共にお教えください。
おおかみがガラスにはりついて泣いているシーンです。元々ここのシーンを思いついたのがきっかけでできた話なので、お話の中でも印象的なコマになっているのかなと思います。
――「よわよわオオカミ」や「ぴーちゃん」など可愛らしいキャラクターが多く登場しますが、キャラクター創作のうえでこだわっていることがあればお教えください。
正直、なんとなく思いつく事がほとんどです。思いつきを元に、既に世の中にあるキャラクターの良いところはどこかな、と考えて、好きだなと思った要素や信頼できる方のアドバイスはどんどん取り入れて、とにかく自分でかわいいと納得できるまで調整しています!意識はしていないのですが、いつの間にか全てのキャラクターがまるまるとした体になりがちだな、と思っています。
――今後の展望や目標をお教えください。
漫画も含め、絵の技術を上げながら、描くスピードも上げられるようになりたいです!今の自分の能力よりちょっと上くらいの事に挑戦していって、ひとつひとつできる事が増えていったらいいなと思います。ぬいぐるみを作れたら嬉しいです!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
読んでくださっている方にも大なり小なりいろんな事があると思いますが、ちょっと疲れた時とかに何気なく立ち寄れるような気楽な作品になっていればいいなと思います。いつも見てくださってありがとうございます!

