「食道がんを疑う咳の特徴」についてよくある質問
ここまで食道がんを疑う咳の特徴などを紹介しました。ここでは「食道がんを疑う咳の特徴」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
食道がんに気づく症状にはどのような特徴がありますか?
和田 蔵人 医師
食道がんは初期では自覚症状が出にくいです。進行すると、のどの使える感じやしみる感じなど感じる方がいます。また、咳や声のかすれ(嗄声)、胸痛・背部痛、体重減少などを認めることもあります。これらの症状は他の病気でもみられることもあります。このため、症状だけでは区別はつきません。しかし、食道がんは早期での発見が非常に大切です。気になる症状がある場合には、消化器内科で相談をしてみましょう。
編集部まとめ咳が続く場合にも食道がんの可能性も。早めに内科を受診しましょう。
食道がんは早期に発見し、治療することが非常に大切です。このために食道がんで起こり得る症状を知っておきましょう。食道がしみる感じや、つかえる感じに気がついた時には、早めに消化器内科を受診しましょう。また、咳や声のかれ、胸や背中の痛みなど食道とは別の部位の症状が出ることもあります。このような気になる症状がある場合には、早めの受診をお勧めします。
また、喫煙者、大酒家、顔が赤くなりやすいなど食道がんの危険因子を持っている場合には定期的な上部内視鏡検査でのチェックも検討しましょう。

