
■4両すべてが名場面で彩られる!車両内のポスターにも注目を
1994年に公開された『平成狸合戦ぽんぽこ』は、開発が進む多摩ニュータウンの一帯で暮らすタヌキたちが「化学(ばけがく)」を駆使して、開発を阻止しようと奮闘する姿が描かれている。10月17日に行われた「ラッピングモノレール出発式」に出席した株式会社スタジオジブリ執行役員の西岡純一さんによれば「開発に反対するタヌキがテーマの作品を使っていいのかという話もあった」そうだが、「タヌキたちは頑張るんだけど、人間の大きな力には敵わず、人間の世界に溶け込んで暮らしていこうという前向きな作品」ということで今回のコラボに行き着いたんだそう。
多摩モノレールは4両編成。1両ずつ『平成狸合戦ぽんぽこ』の異なるシーンが描かれている。1号車は主人公・正吉たちタヌキが化学を身につけ、人間社会に向かっていくシーン。2号車は正吉とおキヨが森の中で子育てをしているシーン。3号車は正吉の幼馴染・ぽん吉が招き猫にうまく化けられないシーン。そして4号車はぽん吉とおキヨが草原で鞠つきをして遊ぶシーンが描かれている。それぞれ、作品の世界観をダイナミックかつ色鮮やかに表現している。





車両内には、多摩地域30市町村をそれぞれ象徴するスポットなどを紹介するポスターを展示。自然、歴史、グルメ、伝統行事などその土地ならではのものがポスターになっていて、多摩地域が個性豊かな市町村で構成されていることがわかる。

ラッピング車両は1編成。運行スケジュールは多摩都市モノレールの公式サイトで公開しているので、要チェックだ。
■スタンプラリーを達成して特製カードをゲットしよう!
ラッピング車両の運行に合わせて、多摩モノレールではコラボスタンプラリーを実施。多摩センター駅、多摩動物公園駅、立川北駅、上北台駅の4つの駅にスタンプ台と専用台紙が置かれている。



スタンプは、多摩モノレールのPR担当キャラクターであるタマオが『平成狸合戦ぽんぽこ』のシーンをオマージュした姿になっている。たとえば、多摩動物公園駅はラッピング車両にも使われているぽん吉が招き猫に変身できずにいるシーンをモチーフにしているということで、招き猫風のスタンプ。立川北駅の場合は、化学を教えにやってきた四国の伝説的タヌキの三長老の登場シーンを採用。タマオが長いヒゲと派手な衣装に身を包んだスタンプだ。多摩センター駅、上北台駅のスタンプがどんな絵柄になっているのかはぜひ現地に行って確かめてほしい。

スタンプラリーをするのに便利なのが、一日乗車券。各駅の券売機でも購入できるが、今回のイベントに合わせて数量限定で『平成狸合戦ぽんぽこ』の特別デザイン版も販売している(大人890円、子ども450円。販売駅は多摩センター駅、高幡不動駅、立川南駅、立川北駅、玉川上水駅の窓口。購入は1人8枚まで、現金払いのみ)。一日乗車券を購入すると、「TAMAMONO ぐるっとプレミアムガイド」加盟の店舗・施設で特典が受けられるので、スタンプラリーをしながら、加盟店舗を巡るのもよさそう。4駅すべてを巡ると、オリジナルコラボカードがもらえる。「化学」が出てくる『平成狸合戦ぽんぽこ』らしく、タヌキたちの姿が角度によって変化するスペシャルなものだ。



スタンプ台も設置されている多摩動物公園駅の構内の「ふれアート」では、『平成狸合戦ぽんぽこ』のイメージボードなどを展示。映画の準備段階で、作品のキャラクターや舞台設定を考えるために描かれたものなので、そのイラストが本編でどのように使われるようになったのか考えながら見るとおもしろそう。
スタンプラリーや「ふれアート」の展示も、モノレールの運行に合わせて12月21日(日)まで。過ごしやすい季節、多摩モノレールに乗って、”ぽんぽこ”にあふれた時間を過ごしてみては。
取材・文=西連寺くらら
(C)1994 Isao Takahata/Studio Ghibli, NH
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