「もっと手軽にコーヒーを」との思いから誕生
開発のきっかけとなったのは、「もっと手軽にコーヒーを」との思い。その上で、今の形となった経緯について語ってくれました。
「もともとお茶用の『ワンカップティーメーカー』という製品がありましたが、『コーヒー粉が通らない細かなストレーナーがあれば、コーヒーも淹れられるのでは』との発想からストレーナーの開発を進めました。最初にガラス製の『ワンカップコーヒーメーカー』ができ、その後、保温性を高めるために真空二重構造にしたマグタイプ『ティー&コーヒーメーカーマグ』が誕生いたしました」(ハリオ商事広報担当者)
開発にあたって大事にしたのは、「ストレーナーの底に溝をつけてカップのフチにかけて湯切りできるようにしたり、デスクで使う際にもフタを裏返してストレーナーを置けて、その場で同商品だけで完結する構造」など、日常使いでの利便性。気軽にコーヒーを飲むための工夫が詰まっていると言えます。
特に力がこもったパーツはストレーナー。「目の細かさは試作を重ねました。最も苦労したポイントです」(広報担当者)
想定以上の反響、売れ行きは好調
そうして完成した「ティー&コーヒーメーカーマグ」は、ネットで話題となり楽天市場では一時品切れに。楽天市場のマグカップ部門で1位も獲得しました。
「おかげさまで販売開始から1年強で約1万個を販売しており、想定以上の反響をいただいております」と、思っていたよりもさらに売れ行きが好調だったようです。
購入した人からは、「飲み切るまで温かい」「洗いやすく使いやすい」「お湯を注いで3分で淹れられる手軽さ」「結露しないのでオールシーズン使える」「容量たっぷりで冷めにくい」「口当たりが滑らか」など、機能性や使い心地などを評価する声が多く寄せられたとのこと。HARIOの“こだわり”がユーザーにしっかり伝わったと言えそうです。
好評を得ている同商品ですが、ハリオ商事社員だけが知る“秘密”の使い方も。「ストレーナーはそのままでも十分目が細かくお使いいただけますが、私はペーパーフィルターを中に入れてコーヒーを淹れるのがお気に入りです。飲み終わったらフィルターごと捨てるだけでお手入れも簡単ですし、微粉も残らないのでとっても快適です(あまり大きな声では言えませんが……)」(広報担当者)
コーヒーが好き、おいしい淹れ方を追求しているという人は、試してみてはいかがでしょうか。

