べにひなた
明るい未来への祈りを託した
病気に抗う新品種

参考画像提供:農研機構
農業界隈で大きな問題となっているのがサツマイモ基腐病のまん延。2018年に国内で初めて確認されて以降、沖縄県と鹿児島県、宮崎県で甚大な被害をもたらし、全国的に危機感が高まっています。
「べにひなた」は、サツマイモの産地を守るために国が育成したサツマイモ基腐病抵抗性品種。一刻も早く苗の配布を実現させるべく、開発から製品化を異例の速さで乗り超えた期待の“救世主”です。
品種名には、ほくほくと優しい甘さから連想する“日なた”のイメージと、「サツマイモ関係者が明るく前向きになれるように」との切実な想いが込められたそう。全国の消費者の元へ届くのはまだ先ですが、国と育種家の執念が生んだ新品種の今後から目が離せません。
べにひなた
育成地:宮崎県
開発元:農研機構
流通時期:10月上旬~1月末

