夫のけんとさん、娘のつむぎちゃんと暮らすさくらさん。義両親とは良好な関係でしたが、孫のかわいさに我慢できなくなった義父がキスしようとしたことで、その関係にヒビが入ってしまいます。
一度は許そうと思ったさくらさんですが、後日、義両親と出かけた際、つむぎちゃんの頬にできていた傷を義父が舐めようとしたことで関係はさらに悪化。家族から責められ落ち込んだ義父が友人に相談したところ「孫や嫁が嫌がることはやめるべき」と言われてしまいます。友人の厳しい言葉で目を覚ました義父は、謝罪の気持ちを込めて毎月手紙とフルーツを送り続け、ようやく数カ月後のお正月にさくらさんたち家族と再会を果たします。
さくらさんから手紙とフルーツへのお礼を伝えられ、涙をにじませる義父。お互いに緊張が和らぎ、少しずつ笑顔が戻っていきます。
失言だらけの義祖父に妻が抱いた気持ち















義祖父も来ていたことに気付き、ほっとした表情から一変、ひきつった笑顔を見せるさくらさん。相変わらずデリカシーのない発言に、実孫であるけんとさんも思わずたじろぎます。
義母によれば、義祖父はどうやら元旦にひとりぼっちだったのが寂しかったようですが、家に呼んでみたらすでに酔っ払った状態。顔を真っ赤にして上機嫌で過ごしているのでした。
家族だから、酔っぱらっているから、そう思おうとしても、場の空気をかき乱す義祖父の振る舞いに思わずさくらさんが「帰りたい」と思ってしまったのも当然かもしれませんね。悪気がない発言であっても、相手の気持ちに配慮しない言葉は、受け取り手を不快にさせてしまうことがあります。
せっかくのおめでたい席を気まずい空気にしてしまわないよう、義祖父には「自分が言いたいこと」ではなく「相手がどう感じるか」を意識しながら発言してもらいたいですね。
次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター ミント
