いっぱいになったゴミ箱や排水溝の髪の毛など、細かくチェックするくせに「俺は困らないから」と自分では絶対に行動せず妻のハルさんに報告する夫。困るのはハルさんだから親切で言っていると言い張る夫をみているうちに、ハルさんは会社でも同じように夫が周りに言っていると聞いて愕然とします。夫は、会社の人は聞こえないことが多いみたいなので近くに行って親切に伝えてあげていると当然のように言うので、絶対にウザがられているとハルさんは確信したのでした。
なぜ怒られたのか理解できない夫
夫が会社でも逐一チェックして周りの人に伝えるだけで自分では何もしていないと知って愕然とし、「止めた方がいいと思う」と真剣に伝えてから数ヶ月経ったある日、夫が会社からうなだれて帰ってきました。何があったのかと聞いてみると
夫が給湯室のスポンジが汚れていたのを見つけて、会社の人に「教えてあげた」ところ、「そんなチェックいらない」と怒られたそうです。まぁ、怒るよね。私はそりゃそうでしょという気持ちで夫の話を聞いていました。
会社の人は、「気づいたなら自分でやってください」と至極当然のことを言ったそうなのですが、夫はいつも私に言うように「俺は困らないじゃん？みんな困ると思って教えてあげたんだよ？」と言ったそうなのです。憎らしいほど厚かましく平然と言ったよね、分かる。分かるよ、と会社の人に同情すらしました。
夫はなぜ怒られたのか全く理解できない、という顔で「やらないなら何も言わなくていい」とすごい剣幕で怒られたことに不思議そうに「親切で言ったのにどうしてわかんないのかなぁ」と言いました。
分かってないのはアンタだよと内心思いつつも「お義母さんにも怒られてたでしょ？誰も指摘なんてして欲しくないんだよ」と夫に伝えても「え～でもさ～、できてないから言ってるんだよ」と不満そうでした。
会社でも業務以外の「なされていない細かい事」を見つけるくせに自分では動かず周りの人に報告だけして親切ぶるなんて・・想像しただけで腹立たしいですね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：マッマ
２歳差の兄妹を育てています。
