60歳を過ぎたころから便秘がちになり、若いころから腸が弱かったこともあって「年齢や食生活の影響かな」と軽く考えていました。特に痛みもなく、市販の便秘薬でなんとか対処できていたため、病院には行かず様子を見ていましたが……。
便秘はよくあることだと放置していた日々
若いころからおなかをこわしやすく、腸が弱いという自覚がありました。そのため、60代に入って便秘気味になったときも「年を取ると誰でもこうなるものだろう」と思い込み、特に深刻に考えていませんでした。
午後になるとおなかが張ることはありましたが、痛みもなく、市販薬で症状が落ち着くことも多かったため、わざわざ病院に行く必要はないと判断していたのです。
便に血が混じり、病院へ
ある日、便にうっすらと血が混じっているのに気づきました。「一時的なものだろう」と思いながらも不安が募り、念のため近くの病院を受診しました。すると、医師からすぐに精密検査を勧められました。
検査の結果、「早期の大腸がん」と告げられた瞬間、頭が真っ白になりました。痛みもなく、ただの便秘だと信じていたので、自分ががんだとは夢にも思っていなかったのです。

