まさか…不倫の代償
「うそ…でしょ」
私は、トイレでそのマークを目にして、ヒザから崩れ落ちた…。
信男に自宅を追い出され、とりあえず、ビジネスホテルに宿泊していた。 すると、突然の吐き気におそわれた。「気持ちの問題かな」と、思っていたが、私はあることを思い出したのだった。
「そういえば、生理がきてない…?」
「 まさか」とは思ったが、急いで薬局で妊娠検査薬を買った。 震える手で検査薬を試すと、くっきりと陽性反応が出た。 妊娠をしていたのだ。
元々、子どもはできにくい体質で、マモルが妊娠した時は不妊治療に通っていたし、その時は体外受精で妊娠した。
油断していたのだ…。不倫相手と関係を持った時、避妊していなかった。正直、おなかの子どもが、信男の子なのか…それとも、不倫相手の子なのか分からなかった。
混乱する頭の片隅で、冷静な自分の声が聞こえた。
「シングルマザーで、2人の子どもを育てるのは無理だ」
「母親が有利」という弁護士の助言が本当なら、私はマモルの親権を得るかもしれない。しかし、おなかの子どもも育てなければならない…。
私一人で、2人の子どもを育てていく自信も、十分な経済力もない…。 私は、マモルの親権を信男…父親にすることに同意し、離婚に応じることにした。
不倫の発覚と同時に、里子は妊娠していることが判明しました…。泣く泣く、マモルの親権はあきらめるしかありません。
本作では、家庭のストレスから不倫に走り、大切な家族をうしなってしまった女性の姿が描かれています。ワンオペ育児に限界を感じていた、里子。夫から助けを得られなかったことは、とても残念ですが、不倫をしてしまう前に、他の方法を選ぶことはできなかったのでしょうか。
一人で悩みを抱え込む前に、信頼できる家族や友人、専門機関を頼ることができていれば、里子の未来は変わっていたのかもしれません。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ももこ
(配信元: ママリ)

