安全に使うための5つのルール
最後に、誰でもすぐに実践できる安全対策を紹介します。
【(1)プロフィールは非公開に設定し、ルートは共有しない】
特に自宅や学校、勤務先周辺は「プライバシーゾーン」で隠す機能を活用しましょう。
【(2)位置情報は「使用中のみ」に】
バックグラウンドでの取得や「正確な位置情報」は、オフにしておくのが基本です。
【(3)自動共有を停止】
ルートマップよりも「合計歩数」や「運動時間」だけを共有するようにしましょう。
【(4)月に一度は権限を見直す】
カメラやマイク、連絡先など不要なアクセス権は、こまめに削除を。
【(5)安全なネットワークで同期する】
公共Wi-FiではVPNを利用し、データを暗号化して保護するのがおすすめです。
アプリを使ったフィットネス管理は、健康づくりにとって大きな助けになります。しかし一方で、知らないうちに「生活の履歴」が世界に公開されている可能性があることも忘れてはいけません。
「設定のほんの少しの工夫で、多くのリスクは防げます。自分や家族の生活圏を守る意識を持つことが大切です」とブリエディスさんはアドバイスします。秋の心地よいランニングや散歩を安心して楽しむために、まずはアプリの設定画面をもう一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
